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「あんぱん!
この作品は好きですか?私はとってもとっても好きです。
でも、一期から二期に変われば、
何もかも、変わらずにはいられないです。
スタッフとか、内容とか全部・・・
全部変わらずにはいられないです。
それでもこの作品が好きでいられますか?」






07:10:08


という訳で、今日からは灼眼のシャナUのネタレビュー、
題して「灼眼のシャナU〜ツンデレビュー〜」をやっていきたいと思います。
ロザリオとバンパイアまで待つかどうするかで散々悩んだのですが、
OPを見た瞬間に惚れてしまったので、当初の予定通りこっちで行くことにしました。
まぁ個人的には「吉田さんが好きだー!」という方も多いとは思いますが、
僕は断然シャナ派なので、シャナさんを中心にしてやっていこうかと思います。
ちなみに、今回も出てきそうな他に好きなキャラは、ヴィルヘルミナさんとバル・マスケの三人です。
そんな訳で、最初なので説明が多くなってしまうと思いますが、
早速第一話のレビューに行ってみたいと思います。



「見つければいいだろ!
次のスタッフの良い所とか二期の内容の良い所とかを、
見つければいいだけだろ。ほら、行こうぜ!
――俺達は歩み始めたんだから。
長い、長い、2クールを・・・。」


開始早々にいきなりパクりから入った右の男の子が、この作品のサブ主人公こと坂井悠二です。
彼はその身に宝具「零時迷子(レイジマイゴ)」を宿したミステスと呼ばれる存在であり、本物の彼はずっと前、
既に紅世の徒(グゼノトモガラ)と呼ばれる者達にその存在を喰われて死んでいます。

しかし、この世に存在する物がいきなり消えると世界のバランスが崩れてしまう恐れがあるため、
無差別に存在を喰らう徒がそういう事に気を使う意味はイマイチ分からないのですが、
そうならない為の偽の存在、代替物のトーチとして未だこの世に存在し続けることが出来ていたのです。
本来ならトーチは暫くすると消えてしまい、
そうなるとそれに伴ってそのトーチに関係したありとあらゆる情報がこの世から消えてしまうのですが、
そうなるとアニメが成り立たないため、止むを得ず、
彼は秘宝中の秘宝である零時迷子を偶然宿すことになり、そしてその力により、
その日に使った存在の力を午前0時に自動で完全回復させることで、
未だ存在していられるということになったのです。
一期の最後では、零時迷子を巡る御崎市を丸ごと巻き込んだ星黎殿(セイレイデン)の戦いがあったものの――


「さ〜かい君!おはよう!」

元気一杯に悠二に対してアピールしてくる吉田さん。


「おいっ、俺を枕にすんなぁ!
ってか息が臭いんだよ!歯を磨け、歯をっ!!」

「うぅ〜ん・・マルコシアスうるさい!
頭痛いんだから少し黙ってなさいよぉ〜・・。」

「ぐはっ、酒臭ぇぇ!!」
「B作!B作は何処!?二日酔いの薬はまだぁ〜?」

相変わらず他人の家に入り浸って幾星霜、
すでに家主同然の存在と化している弔詞の詠み手(チョウシノヨミテ)マージョリーさんと、
その枕こと蹂躙の爪牙(ジュウリンノソウガ)マルコシアス。


「そりゃまぁ、確かに俺の苗字は佐藤ですけど、
俺はB作じゃなくて啓作ですよ、マージョリーさん。」

「いいから薬ぃ〜・・・。」
「はいはい、学校の帰りに買ってきますよ。」

惚れた弱みで家を乗っ取られた啓作。


「・・・え、えへへ。」

「・・・お、おう!」

栄太に好意を寄せる緒方さんと、
イマイチ戸惑って不自然な怪しい笑みを浮かべてしまう栄太。
そして―――


「ぶぅ〜!見送りはいらないって言ってるでしょ、
ヴィルヘルミナ!」


「貴女が現在所属している学校というものを、
この目でしっかりと確認しておきたかったのであります。」


「視察。」

「もう、ヴィルヘルミナは心配しすぎ!
全然平気なんだからもう帰って!」


「むむむ・・・なら今日はこれで一旦帰り、
遠くから望遠鏡を使って行動を観察することにするのであります。」


「覗き。」

変わらない主人公のシャナさんとヴィルヘルミナさんの二人+夢幻の冠帯(ムゲンノカンタイ)ティアマトー。
――全ては元通りの日常を取り戻し、悠二は桜が舞い散る中で始まりを告げた二学期の朝
親友の池君と一緒に爽やかに登校するのでした。


「オイ、平井!お前は何だ、教科書も開かないで!
そんなんで授業を受ける気があるのか!?
この問題をやれと言っただろうが!
ん?んっ?どうした、出来んのか!?
出来もしないのにそんな態度を取ってるのか!?
もし違うと言うなら前に出て解いてみろ!
そしてそのついでに私を愛せ!崇拝しろ!
私のダンディさにかしずいて、世界一だと褒め称えろ!!」


「・・・お前!」「はひっ!?」
「その穴埋め問題、
全然意味の無い場所が空いてるわ。
クイズじゃないんだから、
前後の文脈から推察できる所を空けなさいよね!
それともう一つ、お前の声ムカつくのよ!」

(((うわっ・・声がムカつくって、どうしようもないじゃん!)))

(・・・あれ?)

しかし、確かこの光景とセリフって第一期で全く同じのがあったような気が…もしかしてバンク?
――と、悠二はそんな日常によく分からない違和感を覚えます。気付いても言ってはいけません。
ちなみに、普段のシャナさんは平井ゆかりというトーチとして消えていった女の子の存在に割り込んでおり、
本来の平井さんは消えて居なくなってしまったのですが、
悠二以外の周りの人間にはシャナさんが平井ゆかりさんであると認識されているのです。


「ゆかりちゃん、これ作ってきたの。
良かったら食べて!」


(はぁぁ〜・・・)

パクッ!「あむあむ・・・おいひぃ・・!」

(コレもだ、この光景も第一期で見た気がする。
詳しいことはDVDを買って確かめないと分からないけど、
取り合えず言えることは、僕だけプリン貰えなかった・・・。)


そんな状況の中、昼休みに皆で仲良く吉田さんの手作りデザートを食べている様子を見て、
何故だ?何故僕だけが吉田さんのプリンにあり付けなかったんだ!?
それにシャナ…僕が貰えてない事を知っててそんな美味しそうに食べてるの?
分からないよ、僕にはシャナの気持ちが全然分からないよ!僕にもプリンくれよっ!!

と、悠二はさらに現実への違和感を深め、そして一人、
教室の隅っこで床をグリグリしながらイジけて涙を流すのでした。
――っと、


ガィィィィィン・・・ッ!!

「――封絶っ!?」

突如として、一定の空間をこの世から隔絶する結界である封絶(フウゼツ)が張られ、


バサァ・・!

「狩人フリアグネ!」

「フフ・・・。」

「あぁマリアンヌ、可愛いね、可愛いねぇ〜!」
ナデナデ・・・。

「ちょっとお前、取り合えず挨拶しなさいよ!」
「おっと、これは失礼。」「まったくだ・・。」

「こんにちは、おチビさん。
逢魔が時に相応しい出会いだ。」


かつてシャナさんに倒されたはずの紅世の王(グゼノオウ)、
フレイムヘイズ殺しの異名を取る変態狩人フリアグネが現れるのであった。
せっかくの逢魔が時が台無しです。


「ちょちょちょ、ちょっと待ってよ!
これ間違って第一期が流れてるんじゃないの!?ねぇ!?」


その様子に慌てふためく悠二。
全国の視聴者達も、管理人と同様に一斉に顔から血の気が引いてゆきます。
ちょ、おいおいおいおい、TBSは何やってんだよ!シャレんなんねーぞこれ!?
ちなみに、フレイムヘイズというのはシャナさんの様に徒を狩る者のことで、
世界のバランスを崩そうとする徒達を止めたい紅世の王と契約した者が、なることが出来るのです。
シャナさんの場合は胸のペンダントである天壌の劫火(テンジョウノゴウカ)アラストールと契約しており、
贄殿遮那(ニエトノノシャナ)という刀を装備し、炎髪灼眼の討ち手(エンパツシャクガンノウチテ)という称号の通り、
戦闘時には炎髪・灼眼となって戦います。

僕は第一期の第一話でシャナさんのこの姿を見て、その美麗さに一瞬で惚れました。
ちなみに、紅世の徒の中で大きな力を持つ特定の者のことを紅世の王と呼びます。


「君は生き延びることが出来るかな?おチビさん。」

ダンダンダンダンッ!!!

ズバァーン・・ッ!

「当たらなければ、どうということはない!」

「おや、この宝具は左舷の弾幕が薄かったようだねぇ・・。」
「そこのトランプ、なにやってんのぉ!!
・・御主人様、ファイトです!」

「あぁ、君はなんて優しいんだ!
ありがとうマリアンヌ、可愛いよ。」


しかし、そんな視聴者達や悠二のことは置いてけぼりで、
間違って流してしまった第一期を誤魔化すかのように、一心不乱に戦いを続けるシャナさんと変態。
しかし、今すぐに決着が付かない事を感じると、
変態は傷付いた愛しの徒であるマリアンヌを抱き上げ、そのまま帰ってゆくのでした。


「あっ、カルメルさん!」

――その日の放課後、
九月に咲く桜、死んだはずのフリアグネ、
以前の焼き直しのような皆の行動、そして貰えなかったプリン。
そんな異常な状況に不安を募らせた悠二が正門前でウロウロしていると、
そこに、いつ「これから登山に行ってくるのであります。」
と言い出してもおかしくない感じのヴィルヘルミナさんが登場したため、


「おかしいんです、カルメルさん!
桜は九月に咲いてるし、・・・いや、そりゃ確かに、
ニュースじゃ10月なのに千葉県で桜が咲いたって言ってましたよ?
でも異常気象的な意味でもそれはおかしいことだし、
フリアグネだって死んだはずなのに登場してきたし、
それになにより、僕だけプリン貰えなかったんですよ!?
コレって何かおかしくないですか?絶対変ですよねぇ!?
何で僕だけプリンが・・・チクショウ・・・ッ!」

「・・・・・。」

――っと、悠二はこの明らかに異様な事態について、
如何に自分がプリンを食べたかったかについて、
シャナさんの育ての親の一人でもある、
フレイムヘイズのヴィルヘルミナさんに必死で語り出すのであった。


「・・・はい、あの方のお迎えに参上したのであります。」

「拉致敢行。」

しかし、悠二の質問には答えないヴィルヘルミナさん。
その事に「あ、僕って嫌われてるんだ…。」と落ち込む悠二ですが、
ヴィルヘルミナさんは一人で噛み合わないチグハグな会話をすると、
まるで事前に決められた行動を繰り返す機械のように、
そのままシャナさんを迎えに行ってしまうのでした。


シャラン、シャラーン!

「・・・・・。」

(この鈴の音・・何処かで・・・。)

そんな時に何処からか聞こえてきた鈴の音。
その鈴の音に奇妙な既視感を覚えた悠二は考えます。
シャナもカルメルさんも気付いていないこの異常な状況…、
これって、もしかして知らない内に紅世の王に掛けられた大掛かりな自在法なんじゃ…?
色々考えてそこに行き着いた悠二は、最後の頼みの綱であるマージョリーさんを目指し、
マージョリーさんの居る啓作の家に向かうのでした。
ちなみに、自在法とは、自在式と呼ばれる幾何学的な文字列に存在の力を使うことで、
それぞれの自在式に応じた魔法のような効力を発揮させる、
徒やフレイムヘイズが使う不思議な術のことです。



シャラン、シャラーン!

「ウフフ・・・アハハハ・・・。」

「ぐっ・・あぐっ・・・!?」

しかし、啓作の家に行ったことがなかった悠二は道に迷い、
知っている場所から知らない場所に行こうとすると、
何度進んでも知っている場所・道にしか出れない
という事態に陥ってしまいます。
しかし、友達に電話して道を訊こうにもそんなに知り合いがいる訳でもないため、
あぁー、こんな事ならもっと友達いっぱい作っておけば良かったー!
何で僕はこんなに友達が居ないんだよー!お願いだよ、誰か僕と友達になってよぉ〜…。
――と、悠二は自分の友達の少なさに頭を抱えて苦悩することしか出来ないのでした。
そんな悠二の姿を見て、思わず同じ様な境遇をもつ管理人の目からも光るモノが零れます。


ゴゴゴゴゴ・・・

家に帰った悠二は、部屋で休みながら今日一日の異常な事態について考えを巡らします。
何でカルメルさんは僕の質問をスルーしたんだろう?
そのことにさり気なく傷付いていた悠二が涙で頬を濡らしていると、
今度は突如として自在法が発動し、御崎市に巨大なスタンドクレイドル・ガーデンが出現。


うねうね・・・うねうね・・・

「あはは!面白いねティリエル!」
「そうですわね、お兄様。さぁ、私が許しますから、
どうぞお好きに遊んで下さいませ。」

「うん!」

そして、それに続いてシャナさんに倒されたはずの紅世の王、愛染自(アイゼンジ)ソラトと、
スタンドの使い手愛染他(アイゼンタ)ティリエルの
濃厚キス兄弟が登場するのでした。
ちなみに、残念ながら今回は全視聴者が期待していたであろうディープキスはありませんでした。
見たい方は第一期のDVDを買った後、誰も居ない部屋でご覧下さい。



そしてまたしても繰り返されるかつての光景。
どうせならディープキスの方も繰り返してほしかったところです。


(くそ・・シャナが磔にされてるのに、
まだこんなに距離があるなんて・・・。)


その様子を見つめながらようやく近くまで走ってきた悠二は、
あとちょっとだ。あとちょっとでシャナのスカートの中が…!
――と、走ってきたのとは別の意味で荒くなる呼吸(主に鼻息)を抑えつつ、


(あとちょっと・・・あとちょっとで!)

――と、全力でスカートの中身を目指して鉄塔をよじ登り始めるのであった。
どんだけ必死なんだよお前は!?


「想いの強さは、力となる!」

そしてその言葉の通り、シャナさんのパンツが見たいという強い想いにより、
ついには武空術をマスターしてしまった悠二。
覚えたての武空術を使い、シャナさんを守るように間に割って入ります。
ホントはスカートの中を覗きに行こうとしたのですが、
バレそうになったのでそれっぽく振舞っただけです。


「・・・・・。」

そして、そんな悠二を見ても何も言わないちょっと軽蔑気味の視線を送ってくるシャナさんを見て、
悠二は若干ヘコみつつも、この異常な世界のからくりの正体に確信を持ちます。


(そうだよね、シャナは何も言える筈がない。
だって・・こんな時にシャナが僕に何て言うか、
僕は知らないし、分からないから。)


だから僕の知らない場所へは行くことも出来ないし、
僕の知らないことに関しては質問しても誰も答えることが出来ないんだ。


ガシャンガシャンガシャンガシャンッ!!!

「一瞬の――」

「そして永遠の夢を――」

そう、何故なら此処は――


「僕の記憶から作った夢の世界だからだっ!!
チクショー、それなのに夢がねぇー!吉田さんのプリーン!!」


そして悠二がその事を叫ぶと世界が暗闇に包まれ、


「悠二!なにしてるの!?」

「プリーン!!・・・え?あ・・・えっ!?」

バチュチュチュンッ!!

「戦闘中にボーっとしないで!」
「あぁ〜、ごめんなさいごめんなさい!
スカートの中覗こうとしてごめんなさい〜!」

「なっ!?」

ドカッ!!
「せ、戦闘中になに訳の分からないことしてるのよぉ!」

「馬鹿!大馬鹿悠二!」「痛ててて・・・。」

「う、うん!でもこれがホントの世界だよね!?」

「まだ寝ぼけてるの!?
いくら弱い徒だからって、油断しないで!」


次の瞬間には、悠二は元の世界に戻っていたのでした…。
そんな悠二に蹴りをくれたシャナさんが指し示した方向を悠二が見上げると、


「フフフ・・・。」

「お帰りなさい、束の間の夢から。」

シャラーン!シャラーン!

そこには悠二が夢の世界で聞いた鈴の音と同じ音色を奏でる鈴を持った、
若干ゴスロリに近い格好をしたオヤシロ様が浮かんでいるのであった。
そんなオヤシロ様に対し、シャナさんが威圧するように語り掛けます。


「お前、よくその程度の力で私の前に出て来れたわね。」

「そうね・・・。でも、私にはどうしても果たしたいことがあるの。」

しかし怯まないオヤシロ様。
プレッシャーを軽く受け流すかのように答えると、


「それに、美少女フィギュアを衝動買いするオタクのように、
望むままに・・欲求のままに生きるのが、徒でしょう?」


「ウフフフ・・・!」

――と言って、宝具を振りかざしてレーザー状になった無数の光弾を解き放ってきます。


ズバァ・・・ッ!!

しかし、それら全ての光弾を、
炎を纏った刀のたった一振りだけで、シャナさんは簡単に防ぎきってしまうのでした。


「・・・くっ。」

その圧倒的な力の差を前に、
最後はありきたりな設定だったって叩かれたけど、ゲームに漫画にアニメ、その他諸々の商品と、
大規模にメディアミックスされたひぐらし出身の私がこんな小娘なんかに…っ!

――っと、流石に焦りの色を隠せないオヤシロ様。
でもよく考えるとシャナはそれにプラスして映画化もされています。勝てるはずがありませんでした。
まぁひぐらしも実写化されたという意味では対抗できそうですが、
アレはどう考えても黒歴史なのでノーカウントと考えて良いでしょう。
そんな事実に逃げ腰となったオヤシロ様に対し、


「残念だけど、お前の願いは叶わないっ!!」

――と、言い捨てると、
シャナさんは贄殿遮那に強く炎の力を込め、


「はぁぁぁぁっ!!」

そのままオヤシロ様を一刀両断に斬り捨て、


「ウフフフフ・・・・アハハハハ・・・・。」

斬られてもなお、不敵な笑みを浮かべていたオヤシロ様を討滅するのであった…。
オヤシロ様だけに、此処で死んでもまた別の世界で…。というのが、
この意味ありげな笑みと自信の裏に存在していそうです。





その後、朝の学校へと向かう途中、


「私、悠二の事が○○!」

「ねぇシャナ、ずっと聞きたかったんだけどさ・・、
一期の最後のシーンのアレ、何て言ったの??」


「―――ッ!!?」


「ぶほっ!!げふっ、げふごほっ!!」


「ア、アラストールむせ過ぎ!」
「す、すまぬ・・つい・・・。」

先程の戦いのことも忘れ、
大好きなメロンパンを齧りながら悠二と一緒に登校することにご満悦だったシャナさんに対し、
悠二から投げ掛けられる唐突な疑問。あまりに脈絡の無い予想外すぎる質問に対し、
シャナはどう答えるのかな…。なんて事を思いながら視聴者がニヤニヤしていたものの、


「べ、別に・・・。何でも無いです・・・。」

――と言って、シャナさんは素っ気なく答えるだけなのでした。


「それって沢尻エリカのモノマネ?
そんなには似てないね。」


「う、うるさいうるさいうるさい!」

――そんな悠二のツッコミにシャナさんが奥義を炸裂させた後、



途中で合流した皆と教室に向かう中、
緒方さんと栄太がぎこちなく仲良くする横で、
シャナさんと吉田さんが「チキチキ恋の争奪二回戦!」に激しい火花を散らしている横で、
悠二と池君が死んだ魚のような目をしていると、



突如としてバル・マスケの三人が画面上に映し出され、


「フフフ・・ウフフフ・・・アハハハハハハ・・・・。」

何処かで聞いた奇妙に余裕のある笑い声が辺りに木霊するのであった……。
ちなみに、バル・マスケはヘカテーさんを中心にしたため、
残念ながらシュドナイさんは画面に入ることが出来ませんでした。
次回は早々にバル・マスケが出てくるようなので、期待したいと思います。



第一話 完。