直接飛んで来た方は、まず最初にへどうぞ。































「お帰りなさいませ、ご主人様!」(メイド喫茶風に)



さてそんな訳で、最近日記ばかりの更新となっているこのサイト。(最初からでしたか?)
ここらでいっちょ頑張らねば愛想を尽かされてしまいます。
しかし管理人は可愛い絵が描けるわけでも、ステキなSSが描けるわけでもない…そんなダメダメな人間です。
「ならレビューをするしかないじゃないか!」
という訳で、レビューをします。ネタレビューです。
別にOVAに便乗しようとかそーゆーつもりではありません。
事前に放送を観てると良いと思います。
ぶっちゃけ
見てもあんま良い事は無いです。
完全にアレなので見なくても良いです。
何処かで見たことがあるって思った人もいるかもしれませんが、多分、気の所為です。
すいません、嘘です。
とある心から敬愛するサイト様をパク…ゲッフン!参考にさせて頂きました。
出来としては遠く及ばないと思いますが、それでも良いって方のみ下からどーぞ。













「メラァァァァァァ!!!!」



ドラクエ!?



舞乙を見ようとしてTVをつけた方はおもわずそう思ったのではないでしょうか?
ドラクエVの序盤で苦戦させてくれた強敵達がここに再び舞い戻って来ました!
(舞乙だけに)
しかも魔法使いと新種モンスターのタッグです。
まだお城から外に出ていない主人公ではどう考えても太刀打ちできません!
というか、城から出る以前に城に攻め込まれてしまいました。






攻め込まれるお城



右上の人がバケツリレーで必死の消防活動を行っていますが、
ハッキリ言って、開始数秒のこの時点で焼け落ちる寸前です。
ちなみにバケツリレーとは言ってもこの二人しか居らず、
左の人はあくまで水をかけるだけの役なので、その場からは動きません。





「こらエライこっちゃでぇ!!」



そんな時、一人の勇者が事態に気づきました!
彼女の名前は
レナ・セイヤーズ。このヴィントブルーム王国に仕えるオトメです。
(この国では勇者のことをオトメと言うのです。…嘘です。)
お城に仕えているので本当ならもっと早くに気付いても良かったのですが、
うっかり2chにハマってて気付くのが遅れてしまいました。(この事は王様には内緒です)




「っしゃオラァー!!」
「カモンベイベー!!!」
「イィィィィエェェェェェェ!!!!!!!」




そんな中、勇者の到着を待たずに勝手に戦闘を始める兵士達!
独断ではしご車みたいな戦車を持ち出したりと、かなりノリノリでハッスルしています。




「・・・・・あれ?」



予想外の展開にちょっと不安になるレナ・セイヤーズさん。
兵士達の活躍を前に、
自分は必要ないのだろうか…?という思いが脳裏を過ぎります。




「がぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」



レナさんが次の行動を迷っていると、
アンクルホーンに別のモンスターを配合したみたいなモンスターが増援で登場しました。




「よ、よーし!今度こそ私の出番ね!?」



これでは流石に対処できないので、いよいよレナさんに見せ場がやってきました!




「I've never been to M78〜♪(I've never been to M78〜♪)
Give me figures Nurse and Maid〜♪(Give me figures Nurse and Maid〜♪)
父〜さんに俺は男だと伝えて〜くれ〜♪」




と思ったら、兵士の方も次から次に増援を出してきました。(今回も独断です)
いつか何処かで聞いたあの曲を口ずさみ、一糸乱れぬ縦列行進で戦場へと赴きます。
(ちなみにこの歌は、スクランブルな第二高校で流行っていました)
ちなみに、後ろで
「燃えろー!もっと燃えろー!!」と叫んでいるのは、衛士見習いのサコミズ君です。
彼はつい先日恋人に酷い振られ方をしたばかりということもあり、
最近では城の各所でこうやって叫ぶ姿が頻繁に目撃されていました。





(なんてムカつく兵士達なのかしら…!)



あまりにノリノリで自分の見せ場を奪う兵士達に痺れを切らしたレナ・セイヤーズさん。
好き放題に暴走する兵士の事を王様にチクリに行くことを決心します。
(自分が2chにハマってた事は当然内緒です)




「名に知ろう蒼天の青玉も、オトメの力を失えばこの程度か!」



そう思った矢先、突如として敵のボスキャラと遭遇してしまいました!
運のよさのステータスを甘く見ていた結果です。普段からラックの種を食べていればこうはなりませんでした。
迎え撃つレナさんですが、
ここに来る途中で転んで怪我をしてしまった上に
少し前に子供を産んでしまっていたので、
『マテリアライズ』
という変身コマンドが戦闘メニューの所から無くなってしまっていました。
マテリアライズとは、FF6で言うところのトランスみたいなものです。
その事を判った上で
大軍勢を率いて前後から挟撃してくる卑怯な敵ボスに対し、
不本意ながらも仕方が無いので聖なるナイフの二刀流で勝負を挑みます。




「え、えぇ〜い!わしのドラゴソボールコレクションは渡さぬぞぉぉぉぉ!!!」
「・・・・・・・。」




レナさんが外で激戦を繰り広げている頃、王様とお后様はサクッと殺されていました。
(ちなみにお后様の死因は、倒れた王様による後ろからの不意打ちラリアットアタックです。)
その後ろでドラゴソボールに出てくるクリリソを崇拝するあまりに普段からそのコスプレをしている大臣が叫びます。
「ワシはクリリソじゃー!喰らえ気円斬!!」
しかし、所詮はコスプレ禿げの独り言。完全無視されています。(ある意味一番辛い攻撃です)





返事がない。ただのしかばねのようだ。



ノリノリで戦っていた兵士達でしたが、
レナさんを打ち破ったボスキャラの前にはなす術も無く殺されてしまいました。
やはりこの場所まではしご戦車を持って来れなかった事が最大の敗因だったようです。

そんな彼等の迷える魂は縦列行進で星の世界へと帰って行きます。



そしてオープニングへ




「お風呂にしますか?御飯にしますか?それとも…舞闘にしますか?」



開始早々こんなに大勢の美人メイドさん達に迎えて貰えました。
ですが万が一これを観ているところを家族に見つかった場合、
上までならドラクエだと言い張る事もできましたがこれでは恐らく無理でしょう。
なんせ画面外も含めると左側に25人。右側に49人。併せて合計74人のメイドさん達に囲まれている事になります。(計算上)

正直に「花右京メイド隊を観てました」と告白した方が、後で色々と便利になると思います。

ちなみに『舞闘』というのは=で武闘なので、間違ってウッカリ三番目の選択肢を選ぼうものなら、
1vs74というバトルロイヤル天下一舞闘会により凄惨な結末を迎える事になります。
ハッキリ言って
ターミネーターでもBADEND直行です。




「ドキドキが〜止まらない〜♪(心臓の)」



そう歌っている彼女が、心臓にハンデを持っていると思われる今回の主人公、アリカちゃんです。
(心臓のドキドキが止まると実際は困った事になります)
前作では主人公の弟の拓海君が心臓病でしたが、
今作では主人公が心臓病のハンデを持つことになりました。
彼女がどうやってこの病を乗り切り、そしてリハビリして社会復帰するか。
それがこの作品の見所の一つなのでしょう。





学園長&ぶぶ様の初登場!



ようやく登場した我等がナツキ学園長(次女)とぶぶ様(長女)。(カッコ内は設定ではなく常識です)
ちなみに、学園長を叱っている年配の方はミス・マリア。
(…何で怒られてるんだっけ?)

延々と続くミス・マリアのお説教に、学園長は怒られ始めた頃の記憶が不確かになりつつありました。
それもそのはず。
この時点で既に三時間半はお説教されていました。
そしてそれを横から眺める学園長補佐役のぶぶ様もこの三時間半、
ただひたすら紅茶を飲みながらヘタレ続ける学園長を視姦していました。
ちなみに、この一杯で飲んだ紅茶の量は3リットルを超えました。



そして本編へ






あの兵士達が縦列行進しながら星の世界へ帰ってから14年の時が経ちました。
その14年後の世界がこれからの物語の舞台になります。
(でもたまには遠き日に散った彼らの勇姿にも思いを馳せてあげて下さい)





「ハンバーガーAセット二人前、テイクアウトで。」



いきなりですが、ミス・マリアのお説教で疲れたので御飯を頼む学園長。
ぶぶ様もさすがにお腹が減りました。




「…ん?ドリンクバー!?」



今はちょうどお店の改装記念期間なので、Aセットを頼むと期間限定でドリンクバーが付いてきます。
ですが最近忙しかった学園長はその事を知りませんでした。





「うちは特に要りませんえ。場所も遠いですしなぁ。」



聞かれるより先に答えるぶぶ様。
前作からの付き合いなので、次のセリフの予想くらいはお手の物です。





「う〜む‥そうだなぁ。かと言って捨てるのも勿体無い気が…。」



裕福な家庭出身の学園長ですが結構貧乏性なところがあります。
以前物を捨てられない女性が増えているとTVで言ってましたが、学園長もそんな女性の一人でした。
きっと実家の部屋は汚れ放題です。
(元汚れなだけに)




「せやったら、誰かに権利をあげたらええんと違います?」



迷っていた学園長に差し伸べられる救いの手。流石は補佐役。
『何時でも何処でも貴方の生活、補佐します!』
そんな金融機関のCMみたいなキャッチコピーがぶぶ様のモットーです。

(ただし対象は学園長限定で利子も大きいです)




「にゃるほど!」



納得の学園長。
流石はシズル、素晴らしい案だ!と言ってぶぶ様を賞賛します。
最近は物を捨てるとエコがどーのと圧力団体がうるさいので、
この案は学園長にとって最良のものでした。ナイスリサイクル!




プレゼントされたドリンク



ちょうどその頃、
カフェで父親の帰りを待つ、ガルデローベの生徒でコーラルNo.1のニナちゃんのもとに、
とある匿名希望の人からドリンクがプレゼントされました。





「あの、私コレ‥要らないんですけど!?」



いい迷惑だとばかりに断るニナちゃん。
既にコーヒーを頼んでいたので、これは当然の答えでした。




「シズル、今なんかスゴク悲しい気分になった。」



突如として原因不明の不安に襲われる学園長。




「気の所為と違います?
でもま、気になるんやったらウチが治療を…」




(民間)医師免許を持つぶぶ様にとって、病気の診断や治療は朝飯前です。




「い、いや、やっぱ気の所為だった!」



少しビビリ気味の学園長。
前作において実際に体験しているので、出来れば治療を受けたくありません。
ちなみに、荒っぽさを除けば効果はてきめんでした。





「そうどすか?ふふ‥えらい残念やわ〜。」



そう言いつつもあまり残念そうでないぶぶ様。
一緒に生活しているのでチャンスは必ず巡ってきます。
だからその時に治療をすれば良いのです。
(学園長が動けなくなったところで無理矢理。)





バウーン!バウーン!



そんな中、ヴィント城があるヴィントブルームの街の駅へと続く場所にある駅へと続く別の場所からの…
要するに駅に、一隻の砂漠間を運行する定期船が唸り声を上げて近づいて来ました。
手前に主人公が行き倒れてますが取り敢えず気にしないで下さい。
単なる心臓の発作です。拓海君も結局発作では死にませんでした。




(ふん‥俺は違いの判る男だ。)



自分のネクタイの左右の長さの違いに気付けない旅帰りの彼の名前はセルゲイ・ウォン。
ニナちゃんの父親であり、アルタイ公国という国の軍人さんでもあります。

仕事の都合でヴィントに向かっているのですが、ちょっと不貞腐れ気味です。
その原因は、ここに来る前に昔の恋人と出会ったのですが、その際に違いの判る男かどうかで喧嘩した為です。
ちなみに、去る際にその昔の恋人に
「このネクタイがっ!!」というよく分からない捨て台詞を吐かれました。




「わ〜い♪」
「クーラックだー!」
「…クーラック?(下剤の一種か?)」



聞きなれない言葉を聞いて首を傾げるセルゲイ。
(下剤で喜ぶとは‥子供はくだらない事が好きだな。)
聞いた事ないのに勝手に下剤だと判断してそんなことを思っています。





「まぁ!本当に素敵ね〜♪」
「ですよね〜?」



一瞬で考えを覆すセルゲイ。今にも「下剤サイコー!!」とか叫びだしそうです。




「恋は盲目おいなりさん!」
「……ハハハ。」




そのまま前作における瀬能あおいさん似の女性をナンパしにかかるセルゲイ。
言いたい事は何となく判るのですが、
突然何の前フリも無くこんな事を言われても意味不明すぎてイマイチ伝わりませんでした。
相手の女性もどうして良いか分からず、取り敢えず愛想笑いで誤魔化しています。





「「「あれ?あの子もしかして…!」」」



そんな時、先ほどのカフェに居た一般客達がニナちゃんの存在に気付き始めました。
オトメというのは、この世界においてはただそれだけでアイドル以上の存在として見られるのです。
その証拠に、左のオバちゃんなんてエグるような鋭い視線で注目し、
「ちょっとそこの貴女、よく見えないじゃない!邪魔よ!!」っとか言っています。
その隣の子供にいたっては今にも椅子から飛び上がりそうです。





(・・・・・んっ?)



何となくその事に気付いたニナちゃん。




「あ・・えと、その・・・」



ちょっと照れながらも、立ち上がって一般人の期待に応えようとします。
後ろのおっちゃんが少し騒ぎすぎですが、
彼は年中このカフェに入り浸って騒いでいるので誰も気に留めません。
ある意味でオトメ並みの有名人です。





「コ、コーラル1のニナ・ウォンです。は、初めまして・・。」



そんなニナちゃんの背後に迫り来る影!
奴はゾンビか、お化けか、悪霊かー!?





「そのメロンクリームソーダに100万ペソだっふんだ!」



志村けんでした。 注)本当は主人公です。




「「「ナイスギャ〜グ!」」」



アリカちゃんのキレのあるギャグに、
その場に居合わせた人は皆、拍手と賞賛と乾杯を送ります。





「布団が吹っ飛んだっふんだ!」



調子に乗ったアリカちゃんが続けて第2弾を放ちます!
アリカちゃんが持つ12のギャグの中でもとっておきのギャグの一つです。






!!?



予想外の寒さに固まる人々。




(・・・・・あり?)




「「「・・・・・・・・。」」」



水を打ったような沈黙に包まれる場。皆一様に冷めた険しい表情になっています。
左のオバちゃんに至っては
怒りのあまり顔がAAみたくなってます。




「えと・・あのぉ・・・・」



あまりの豹変ぶりにどうして良いか分からずオロオロするアリカちゃん。
友達が楽しく会話してるところに横から「知ってる知ってる!それって○○だよねw」って言ったら、
全員に「・・・は?」みたいなことを言われた時のような顔になっています。




「「「・・・・・・・・。」」」



相も変わらない民衆の皆さん。
先程よりも、心なしか怒気が上がっています。





「あ、あはははは・・・・」




取り敢えず笑って見せるアリカちゃん。
人間、困った時はつい笑って誤魔化そうとしてしまうものです。





「「「・・・・・・・・。」」」



でもやっぱり変わらない皆さんの反応。
こーいう時、人は暗黙の仲間意識みたいなものが芽生えてたりします。





「だっふんだー!」
「ズコー!!」



自力ではこの窮地を脱出できないと判断したアリカちゃん。
ひとまず目の前に居たニナちゃんを巻き添えに盛大にコケることで、
その場の空気をリセットしようと試みます。
よくチェス・碁・将棋とかでピンチの時に台を吹っ飛ばすのと同じです。




「いただきまーっす!」



そして倒れたついでにわざとニナちゃんのヒップアタックを食らい、
尚且つニナちゃんが貰った匿名希望の方からのジュースも飲むというオマケ付き。
今時の若手芸人もこれぐらい体を張った芸をしたら良いんじゃないかと思います。





(さぁ〜って、周りの反応は〜?っと。)



これだけ体を張ったんだから流石に今度は・・・。
そんな事を思いながら薄目で周りの反応を窺う主人公。





「「「GJ!ナイスパンティ!!」」」



ウケました。 注)ニナちゃんの凄いパンティが!




「はぅ〜・・・・」



そしてそのまま、あまりの感動と喜びにアリカちゃんは気絶してしまいました。
ちなみに、その頃のセルゲイはと言うと、




「貴女の瞳にマンハッタン!」
「……ハハ。」
(後ろの男、うるさい!)



懲りずにまだ口説いていました。(しかもさっきと進歩なし。)




「サービスシーンをありがとう!」



目が覚めると公園で寝かされていたアリカちゃん。
近くでセルゲイと話をしていたニナちゃんに先ほどのお礼を言いました。
差し出したハンカチは、
「顔を拭いてね!」という意味です。





サービスシーン



あの後、吹っ飛んだクリームソーダのミルクアイスがニナちゃんに落下。
ミルクまみれでヌレヌレのベトベトになったニナちゃんを見たあの後ろで騒いでいたおっちゃんが、
興奮のあまりに倒れ、何故かニナちゃんがお店の従業員から感謝されるという事件も起きましたが、
それは全部アリカちゃんが寝ていた際に見た
なので、
ニナちゃんにとっては何のことを言っているのか良く分かりませんでした。





「うわぁ〜!これ面白〜い♪」
「マ・・マママ・・マク・・ド・・・バガハァァァァ!!!!!」
「うわぁっ!?」




その後、母を捜すために以前母が在籍していたというガルデローベを目指し、
ガレリアという僻地から出て来たことをニナちゃんにカミングアウトしたアリカちゃん。
嫌がるニナちゃんを相手に、
「お礼したいの!」を連呼して無理やり街案内させるところまで漕ぎ付けました。
ニナちゃんや風船を持った人の格好からも分かるように、
メイド服で街を出歩くというのが、最近のヴィントで最も流行っているオシャレです。





「ねぇねぇねぇ、アレ何〜?」
「トェレヴィンジィヨォン!」
「・・・え?」



払っても払っても集って来る虫のようにくっ付いてくるアリカちゃんに対し、
仕方が無いので結局街案内をする事になったニナちゃん。
田舎から出てきたばかりで何も知らないアリカちゃんの質問に答えますが、
コーラルNo.1の発音は達者すぎてアリカちゃんには何を言ってるのか伝わらなかったようです。
集ってくるという言葉で思い出しましたが、
ここに来るまでの間、田舎者丸出しのアリカちゃんはものごっつい勢いでスリに狙われていました。




「オイ・・」
「・・あぁ!」
(・・・鴨が葱を背負ってきたか。)




アリカちゃんが目覚めた公園から街へと続く駅までの途中の道。
後ろで新聞を読んでる男と横から覗いてる男、そして本を読んでるフリをしている男。
この3人は、裏社会ではかなり有名なスリのグループ「電光石火」のメンバーです。




「ほえ〜!!」
(・・・ククク、アレならちょろいな!)



駅で初めて見る電車に見惚れるアリカちゃん。
その背後で、物陰から慎重に機会を狙っているこの男もスリを生業とする男です。
「稲妻」の通称で呼ばれています。






プシューッ!



電車が発進するので慌てて後ろのドアから乗り込んだアリカちゃん。
無意識ながらもスリの脅威を回避する事ができました。





「大事大事‥っと!」
(なるほど、大事大事な金目の物が入っているのか!)




と思ったのも束の間!先程の入り口に居た男性もスリでした。
ヴィント市にはガルデローベやオトメ(候補生)を一目見ようと各地から人が集まってくるため、
その中に混じる田舎者というカモを狙って同様にスリも多数集まってくるのです。
ちなみに彼の通り名は「電車」です。その名の通り、
一日中電車に乗ってカモを狙っている所から付きました。そして、





ひたすらアリカちゃんを狙うスリ達



左の手前に映っている男と右の寝たフリをしている男もスリです。
それぞれが得意な方法でアリカちゃんの様子を伺っています。
ちなみに左の手前の男の名が……やっぱもういいです。





次から次に集るスリの群れ!

(おっ!本日のカモ発見〜♪)
(隣りのオトメが邪魔だな…。)

(…さて、どーやって近づくかな‥。)

(う〜ん‥どうやったらあのオトメの子を引き離せるかしら?)

(ちっ!鴨葱の横に狼が居やがる。邪魔くせぇ!!)




何とか電車での前+左右からスリに囲まれるという危機を回避する事に成功したアリカちゃん。
ようやくヴィント市に着いたかと思った矢先、
今度は
5人ものスリに周囲を囲まれるという状況に陥ってしまいました。
そんなに金目の物を持っているように見えるのでしょうか?
ニナちゃんと行動をともにしていなかったら、この時点で丸裸にされているところでした。
危機一髪!!




「じゃあ〜‥あれもホログラフ!?」
「イエス!この世の全ては人を愉しませる為にあるんだよ、お嬢さん。」




立体映像に驚いたアリカちゃんが「アレも?アレも?」とニナちゃんに聞いていると、
また新しく何かを見つけたアリカちゃんに対し、
偶然通り掛かった紳士が人生を悟ったッポイ言葉を伝えました。
第三者からの突然の助言。これは何かのフラグなのでしょうか?






フラグ発生!

「ぎゃぴーーーー!!!!!」



アリカちゃんが指差した先には、
見事としか言えないぐらい立派なフラグが空から落ちてきていました。ラピュタもビックリ!





「助けなきゃ!」



それを見つけたニナちゃん。
考えるよりも先に
武空術で宙に浮いていました。
人は窮地に陥ると思わぬ力を発揮するものなのです。
ちなみに、旧ソ連の英雄ブブカ選手も使っていました。それが問題になった事もあります。





(くっ・・間に合え!!)



そして次の瞬間に急加速をするニナちゃん。流石はガルデローベのコーラルNo.1。
オトメとしての美を損なわないように、凄まじい急加速にもかかわらず全く顔が崩れていません。
まるでアニメみたいです。





「・・・えっ!?」



でも追い抜かれました。




「一等賞ー!!」



他人には負けたくないお年頃のアリカちゃん。
「よく分からないけど頑張らなきゃ!」
そんな想いだけで取り敢えずニナちゃんを追い抜いてしまいました。
心臓病のハンデなんて屁のカッパです。




「よくやった愚民共。褒めてつかわす!」



その後ニナちゃんの指示で何とかマシロちゃんを助ける事に成功した二人。
助けた人にお礼を言って貰えるとばかり思っていたら、
おもいっきり上の立場から見下されて愚民呼ばわりされました。




「萌え萌えー!」
「ちゃんと喋れよお前!」




そこに登場する子悪党。マシロちゃんを付け狙っていたのでした。




「よ、よいか愚民共!貴様等に名誉な仕事をくれてやる!」



助けてやったのに見下されるという予想外の展開に驚く二人を他所に、
今度は二人を無視して話を進めるマシロちゃん。
前作と違って自由に動けるようになった分、性格も自由気侭になっています。




「わらわを助けろ!さすれば褒美としてハンバーガーを1個恵んでくれるわ!」
「えええーーー!!!ほ・・ほほ、ホントにーーー!!?」
「ちょっとあなた、少し驚きすぎよ?」




マシロちゃんの言葉に大興奮のアリカちゃん。
田舎の出であるアリカちゃんにとって、ハンバーガーは夢の国の食べ物だったのです。





「だ、だだ、だってハンバーガーだよニナちゃん!!!」



アリカちゃんの余りの興奮具合にさすがに呆れ気味の二人。
(まさか田舎の者がここまでハンバーガーに憧れていたとは…。)
二人して頭の中ではそんな失礼な事を思っています。





(・・・不憫だな。)
(・・・ピンクの子お持ち帰りぃ♪)




悪党たちにまで同情されるアリカちゃん。




「胸騒ぎがする・・・。」



ちょうどその頃、
学園長はまたしても突然の不安に襲われていました。





「当たってはるかもしれませんなぁ・・。」



そして同じく、またしても学園長の言いたい事を簡単に推理してしまうぶぶ様。
学園長の髪飾りから発せられる信号は常に心で受信中なので、
いつ如何なる時でも、ぶぶ様にとって学園長の心の中はお見通しです!





「本当か!?いつだ?一体いつ私はヘタレたんだ!?」



学園長の不安は前作の4話以降で染み付いてしまったイメージの払拭に関することでした。
頼まれてもいないのにそんな事を自白する辺りがヘタレているということには、まったく気が付いていないようです。





「・・・まぁ、取り敢えず椅子に座って落ち着いたらどうやろか?」



ちょっと予想外だったぶぶ様。
まさかその事だったとは…。
そんなことを思いつつ、取り敢えず話を逸らそうと学園長に落ち着くよう促します。





「ぐぬぬぬぬ・・・。」



興奮冷めやらぬ学園長。
自分の知らない所で第1話にして既にヘタレていた。
(正確には本編よりも前のOP)
その事実は、今作でのリベンジを誓った学園長にとっては大きな問題でした。
椅子を握る手にも力が入ります!





「うち・・なんやちょおお腹が減りましたなぁ・・。お昼御飯にせえへん?」



取り敢えずその話題はひたすら無視の方向で話を逸らす事に決めたぶぶ様。
時間的にもお昼を回っていたので、御飯の話題で注意を逸らす事にしました。
お腹が減ってるから変な事が気になる、という方向に話を持っていくつもりです。





「では私はピザが食べたい!」



一瞬でぶぶ様の術中に堕ちる学園長。既に先程までの不安は忘却の彼方です。




(うまく誤魔化せたみたいやね・・・。)



ホッと一安心のぶぶ様。
学園長の
手懐け方は他の誰よりも熟知しています。




「せやったら、うちはいもぼうでも頼もかしら?」



取り敢えずぶぶ様も好物のいもぼうを注文することにしました。




「まかせろ!」



いつの間にか椅子に座っていた学園長。
一人だけ風を感じ、これ以上無いほど爽やか且つ頼もしい返事を返します。
今作でもキめる時にはキめるお人のようです。





Prrr…Prrr…



早速お店に電話を掛ける学園長。
緊張からなのか、少し険しい顔つきになっています。





「すまんが、『ミックスピザ・特盛マヨネーズとぐろ巻き盛り盛りセット』と『いもぼう』を一つずつ!」



声のトーンを落とし、学園長の威厳を溢れさせつつ手短に用件を伝えます。
これには出来るだけ相手方の仕事を邪魔しないようにという考慮も含まれています。





「・・・・・・。」



顔は見えないけど威厳を出すために険しい顔つきを崩さない学園長。
こういうのは普段からの心掛けが大事なのです!






ガチャンッ!



電話を終えた学園長。
いつ頃届くのかをぶぶ様にも伝えます。





「断られちゃった。」



と思ったら断られてました!
お昼時だったため、大変混雑していて出前は不可能だったようです。
いくらガルデローベの学園長でもこればかりはどうしようもありません。





「ナツキは何処に電話したん?」



そんな学園長におかしなことを聞くぶぶ様。
「ま、間違えて掛けたりなんてしてないぞ!?」
そんな感じでちょっと不安げな学園長がお店の名前を答えます。





「・・んっ?広場近くにある寿司屋『カツ丼』だが?」



明らかに電話する場所を間違えていた学園長。
店名を考えた人も何かを間違えていますが、
取り敢えず、そのどちらを取ってもピザやいもぼうが置いてありそうな気配はまったくありません。





「ふふ、ならなんでナツキの頼みを断ったんか‥直接聞かなアカンよね?」



お店の事情など関係無かったぶぶ様。
学園長の頼みを断ったお店への怒りで、早くも我を忘れる寸前です。
そもそも、それならいっそのこと店で食べれば良いのでは?とは思うのですが、
ぶぶ様にとって御飯はもうどうでもいいのです。
“愛しい学園長の頼みを断った奴がいる”その事だけが重要なのです!




「だから待てと言うとるじゃろこの愚民!」
「・・・・・・・。」
「ハンバーガーは・・?」




その頃の三人組。
ひとまず悪党たちから逃げて来たものの、ニナちゃんとマシロちゃんの間で喧嘩が始まってしまいました。
「ハンバーガーをダブルタバスコバーガーにしろ!」
この一言が喧嘩のキッカケです。





「うるさい!お主は少し黙っとれ!」
「・・・もう行くわ。」




完全に蚊帳の外の主人公。
都会人の会話に、田舎者のアリカちゃんではまったく付いてゆくことが出来ません。
というか、ダブルタバスコバーガーが何なのかすら理解していませんでした…。
ちなみにダブルタバスコバーガーとは、要するにダブルなタバスコのバーガーです。





パパラパ〜!
「うげっ!?何じゃアレはー!!?」




そんな時、三人のすぐ近くで山が爆発。
土地の相続問題での嫌がらせかと思いきや、スレイブが出現!
やはり土地の相続問題での嫌がらせでした。
田中さん家と山田さん家は昔からやりあっています。





「貴方が私のマスターか?」



雑魚なのに、立場を忘れてセリフを喋りだします。
調子に乗ってしまい、上司と話してる際にうっかりタメ口きいてしまうのと一緒です。




「ホォォォォォイサァァァァァァアア!!!!!!!!」



そしてどー考えても興奮しすぎなシュバルツのおいちゃん。
隠れているのに大声で叫びだします。

一世一代の見せ場なので気持ちは分かるのですが、
ここまでいくと興奮のしすぎで頭の血管が切れないかどうかの方が心配になってきます。





「飴ちゃんをやるからわらわを助けろ!
わらわはこの国の姫なのじゃぞ!?」




ビックリしすぎて思わずネタバレをしてしまったマシロちゃん。
台本ではここでも偉そうに「行って来い!」とか言う予定だったので、
製作陣側の方もビックリです。





「貴女の命を私にお預け下さい!」



ニナちゃんから告げられた言葉に思わず一歩引くマシロちゃん。
最近のヴィントでは
不景気による超低金利政策が実施されているので、
正直、命を預けてもあまり見返りが望めません。
金利は0.00000000000001%であり、命を預けても帰って来るのがドラ焼きの皮の部分ぐらいという、
エヴァの赤城リツコ博士もビックリの数字なのです。




「ゴッハァ!!」



そんな中、既に勝利を確信したスレイブがゲップをしながムカつく笑みで迫ってきます。
雑魚が調子に乗っている時ほどムカつくものはありません!






ピーポーピーポー!



ちょうどその頃、スレイブ出現の報を受けたヴィントブルームの警護団も、
続々と
改良型はしご戦車で現場に急行しつつありました。
14年間かけた改良の甲斐あって、長さが長くなりました。
まぁ、コレならいっそのこと砲台の部分だけで走った方が良いような気もするのですが、
砲台にはサイレンを付けられないので、
単体だといざという時に渋滞に巻き込まれる可能性があるのです。





「目標地点到着まであと10分だ。気を抜くな!」
「了解どす。」

「はい、学園長!」




そして同じく、現場へと急ぐ学園長たち。お供も一人連れてきました。
ちなみにコチラのターゲットは、スレイブではなく寿司屋『カツ丼』です。
これから始まるであろう熱い口論を前に、
学園長の顎もしゃくれ気味です。




「運転手!もっと飛ばせ!!」



戦いの前の興奮からナーバスになりつつある学園長。
ですがそれと同時に凛々しさも増しています。
しかし、そんな汚名返上のために頑張る学園長の姿に、
前作でのヘタレ具合を思い出したぶぶ様が含み笑いをしています。
さっきからずっと我慢していたので、正直、もう噴き出す寸前です!





「城の方には退避するよう伝えてくれましたね?」
「はっ・・っくしょい!」
「50年ぶりの実践ですか・・。
私の実力を示す良い機会となるでしょう!」




ヴィント警護団の中の人。
あの日から14年・・・右側のサコミズ君も強く・大きく・逞しく、そしてちょっぴり偉そうになりました。
あの日からは特に何もない平和な日々が続いたため、
今こそ武勲を挙げるチャンスとばかりに、虎視眈々と見せ場&活躍の場を狙います。






ププーーーッ!!!
「ィィイヤッホォーーゥ!!邪ぁ魔だコノヤロー!
轢ぃき殺されてぇのかバァカヤロー!!!」




学園長のお許しが出たので、戦車相手に幅寄せしちゃうくらい運転手もノリノリです!




「スレイブをこう・・、千切っては投げ、千切っては投げ・・・ん?」



見せ場終了。
折角のイメージトレーニングも無駄に終わってしまいました。





「シズル・ヴィオーラ!五柱の三、行きま〜っす!・・どす!」
「アカネ・ソワール!トリアスの1、行きま〜っす!」



明らかに間違った車の乗り方。
しかしそんな事はお構い無しに、発艦‥ならぬ発車をしてゆくぶぶ様とアカネちゃん。
開いたドアから空へと舞って消えて行きました。




「え?ちょ・・えぇ!?」



あまりにも斬新な車の乗り方に、
ヴィント警護団の人達もショックを隠し切れませんでした。
(実際は空を飛んだので乗っていませんが…。)
見つかったら即逮捕!
ですが、そのスリルこそがこの乗り方の真の魅力なのです。





「ヴォフッ!ヴォフ〜ッ♪」



そんな中、アリカちゃんたちが自由と希望を求めて飛び乗った飛行機は、
スレイブとの華麗なワルツを踊りながら、地獄目指して一直線に地面へと落下していました。
遅刻しそうな時に限って反対方向の電車やバスに乗ってしまうのと同じです。
ちなみに、スノボーをしてるように見えるのは気の所為です。




「まさか空を飛んでいるとは・・・!」



現場に到着したサコミズ君。
敵が空を飛んでいるのはちょっぴり予想外でした。
地に足が着いていない以上、千切ったとしても投げ飛ばす事が出来ません。





キーーーーン・・・・・。



と、そこへニ筋の光を引く影が現れました。
アレは一体…鳥か?飛行機か?パーマンかー!?





「シズル・ヴィオーラどす!」


ぶぶ様でした!



その顔には嗜虐的な笑みが浮かんでいます。




「堪忍なぁ♪」



優しい口調でそう告げると、
手に持った獲物
(本日一度使用済み)を構えてアリカちゃんたちの乗る飛行機に向けて放ちます。





ギュアァァァァァァンッ!!!!



チェーンソーで金属を切ったが如き不快音を立てながら、容赦無く客席付近を切断する我等がぶぶ様。
「助けに来といて殺す気か!?」
マシロちゃんが飛行機の中で叫んでいましたが、音がうるさくてぶぶ様には届きませんでした。
ちなみに、外の景色を眺めようとしていたアリカちゃんに関しては、あと一歩で首が飛ぶところでした。





「バッフゥ〜ン!!」


「まさかこんなにデカかったとは・・・!」



地上で迎え撃つ予定だったサコミズ君に、またしても予想外の事態が発生!
下から遠目に見ていたので小さく見えていましたが、実際にはかなり巨大なサイズでした。
これでは投げる以前に千切る事も出来そうにありません。





「えぇーい!全隊構え・・撃てーー!!!」



仕方なく射撃命令を下すサコミズ君。
しかし彼の命令に従う兵士は居ませんでした。
それもそのはず!14年前の出来事は城に仕える者で知らない者は居ないので、
スレイブにビビッて逃げ出す逃げ出さない以前に、皆言う事を聞く気が無かったのでした。
(はしご戦車改の運転席で兵士がやる気なさそーにしてたのもそれが原因です。)





パリーン!バリバリ・・バリーンッ!!



そこへ、飛行機を切断して元気ハツラツなノリのまま降り立ったのは、狂い咲きの天使ぶぶ様。
主に性生活が狂い咲いてる感じです。
ノリノリだったために勢いを付け過ぎてしまい、着地時に衝撃波が発生!
近くの建物のガラスの悉くを、木っ端微塵に粉砕してしまいました。
幾つかの切羽詰った小企業がこの時の修理費を苦に後に倒産しましたが、
全部シュバルツの所為になりました。





「ま、まさか・・・!?」



思わぬ人物の登場に緊迫する空気!
最悪の事態がサコミズ君の脳裏を掠めると同時に、
右の兵士の顔が女の人みたくなっています。





「お片づけの時間どす・・。」


不安的中!



涼しげな顔で、脇役の出番かっさらい宣言をするぶぶ様。




「な、なんだってーーーっ!!?」
「まっ、仕方ねっか?」
「あぁ、アフロだかんなwww」




その言葉に大ショックのサコミズ君。
ショックのあまり、顔がこの世の終わりみたいな事になっています。
それとは対照的に、特に気にした様子のない兵士達。
この作品は舞-HIMEプロジェクトの一環!
なら、本編にぶぶ様が登場した時点でいつかかっさらわれるのは目に見えていました。
「アフロと美しい京女、今回のご注文はどっち!?」・・・今更焦る必要もありません。




「今夜の御飯はお赤飯!」



そのままサクッとお片づけを済ましてしまったぶぶ様。
まるで消しゴムのカスを息で吹き飛ばした時並みにあっさりしていました。





「オーマイガーーーッ!!!」
「オイ、早くしろよこのデブアフロ!」
「グズグズしてっと舞-乙HIME始まっちまうだろ!?」




またしても大ショックのサコミズ君。
(自分ならもっと・・・。)
そんなことを思いつつ、やはりこの世の終わりみたいな顔をしています。
そしてその様子に怒り気味の兵士達。
今日は舞-HIMEプロジェクト第二弾である舞-乙HIMEの初放送日なので、
さっさと帰りたくて仕方がありません。
くだらねぇ事で俺らを連れ出すんじゃねぇ!なんて事を思ってます。




「ナツキ〜!うちは頑張りましたえ〜♪」



場所は変わってガルデローベ。
サコミズ君の出番を潰したぶぶ様が、学園に華麗に舞い戻ってきました。(舞乙だけに)




「決めた!あたし・・オトメになる!」



場面的には、やっとの思いで強敵を打ち倒した主人公たちの前に、
それを超越する更なる実力者が登場したかのようにも見えますが、
ぶぶ様の舞う姿に感激を覚えたアリカちゃんは突然オトメになる事を宣言し、
それを当面の目標にすることにしました。




キラキラ……



ちょうど同じ頃、
騒ぎ過ぎて頭の血管が切れたおいちゃんもクモ膜下出血でお亡くなりになっていました。






次回へ続く。











(…結局、私はいつヘタレたんだろうか?)













ちなみに、こんなんも作ってみました。



<オトメクエスト>




チャラリラ〜♪


シズタークが現れた!
                      





Lv.5 アリカ Lv.32 アカネ Lv.13 ニナ Lv.56 セルゲイ Lv.6マシロ
HP 72 182 115 32 5
MP 15 83 33 2 0
状態 サービス ネクタイ 眠り



名前:「シズターク」
Lv?? HP:82300 MP:34011
<特技>
「女神の微笑み、受け流し、逆上、セクハラ、裏工作、騙まし討ち、操る、身代わり、微塵切り」
<データ解説>
「膨大なHPとMPを誇るこの世界最強のボスモンスターで、出遭ったが最後逃げられない。
長大な攻撃範囲と凄まじい切れ味を持った攻撃の前に、出遭った者は瞬く間にやられてしまう可能性が高い。
たまにパートナーモンスターと一緒に現れる。

<技解説>
『女神の微笑み』食らうと体の機能が麻痺して動けなくなる。
『受け流し』あらゆる攻撃を受け流して無効化する。
『逆上』たまにパートナーモンスターと組んで現れることがあるが、先にそちらの方にダメージを与えると全能力が10倍+全回復する。
『セクハラ』精神と肉体を同時に攻撃する必殺技の一つ。この攻撃を食らった場合、「我慢」のステータスが一定以上でないと、食らった味方が敵に寝返る可能性が高い。但し、女キャラにしか使ってこない。
『裏工作』これを使われると、味方に何らかの状態異常が発生する。
『騙まし討ち』使われた場合、不特定の味方が1人、即殺される。
『操る』巧みな言葉と振る舞いで味方を誘惑、混乱状態に陥れる。
『身代わり』パートナーモンスターと現れた時のみオートで使用する。コチラがパートナーモンスターへ攻撃した際、非常に高い確率でその攻撃を代わりに受ける。数回「身代わり」を行うと、100%の確率で「逆上」を使用する。
『微塵切り』全体攻撃。但し、一撃必殺の威力を持つので、使われた場合は全滅する可能性が極めて高い。

<攻略法>
基本的には勝てないので出遭わないようにするしかない。
唯一の例外として、世界の何処かに居ると云われている「玖珂なつき」というキャラを仲間に引き入れていれば、出遭ってしまっても戦闘を終了させられる。
但し、その際には「玖珂なつき」がシズタークに奪い取られてパーティから抜けてしまうので、この方法は1度しか通用しない。