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「はぁ~い、注目~!
ぱんちら病ってのになっちゃった人はぁ、
ここにまっすぐ一列に並んでね~!
そんじゃあ、順番が来るまでごゆっくりど~ぞ~!」


そんな訳で、病気になった貴方のための特効薬、「一騎当千パンチラレビュー」の第十二弾です。
今回で遂にクライマックスを迎える最終回となりました。
いや~、此処に至るまで色々ありました。色々ありましたね!ホンット色々ありました!!
例えば今回の最終回を録画し損ねたとかね!?
いやぁ~ビックリした!起きたらPCフリーズしてたからね?「ありえねーよ!」みたいなね?
そんな訳で、今回は手間を掛けました。ネタに凝ったとかそーいうんじゃなくて、そのままの意味で。
ニコニコプッスゥ~☆みたいな感じのお笑い動画からPrtScで画像をとりました。
あまりの手間に一瞬心が折れそうになった僕ですが、
皆様に拍手でありがたい御言葉を頂けたお陰で、こうして頑張れました。ありがとうございます。
でも録画コンプには失敗したので、僕の心は擦り切れる寸前です。非行に走るかもしれません。
と言う訳で、未来のレビュー作品の録画には必ず保険を掛けることを胸に誓いつつ、
一騎当千DD最後のネタレビューに行こうと思います。









敗れし許昌の闘士達。血で血を洗う激闘の末、
成都・南陽連合軍は、許昌選りすぐりの闘士達6人を倒すことに成功したのでした。
――と思ったら、最後にさり気なく紛れ込んでいた張飛さん。一人だけやられています。


ボキッ!ボキンッ!

そんな張飛さんの横で悠然と立つ、張飛さんを倒した張本人である許褚さん。
私のアタックはNO.1!無駄にローリングしながら必死で身に付けたのは伊達じゃない。
――と呟き、指の関節を鳴らして不敵な態度で関羽さんを挑発するのであった。
それってレシーブの練習じゃね?とか言ってはダメです。許褚さんが泣いてしまいます。


ズダンッ!

「はぁぁっ!」

そんな許褚さんに対し、おのれ…貴様が益徳をやったのか!?
益徳はまだまだ弱い。確かに弱い。すごく弱い。っていうか勝ってるところを見たことが無い!
だが、それでも我が君主を守るために必死で強くなろうと頑張っていたんだぞ!
それなのに…弱い者をイジメて何が楽しいんだっ!!
――っと叫びながら、関羽さんが猛然と襲い掛かってきます。


「か、関羽め・・なんて容赦の無い・・・。」

その物言いに、私だってそこまでは言わないぞ!?っと、
ビックリする司馬懿さん。


ガシャーンッ!!「あっ・・ぅ・・・。」

ズル・・・。

しかし、義兄弟を想う関羽さんの心は本物でした。
張飛さんでは一発も当てられなかった許褚さんですが、
仇討ちに燃える関羽さんの稲妻のような蹴りは容易くヒット。
それをモロに喰らった許褚さんは場外へと吹き飛び車に衝突。
あぁぁぁ!!車がぁぁぁっ!!?――と叫ぶ司馬懿さんを他所に、
そのまま気を失ってしまうのであった…。
ちなみにこの車は、皆が割り勘でお金を出しあって借りたレンタカーです。


ユッサユッサッ!ガクンガクンッ!
「おい、益徳!しっかりしろ、益徳っ!!」

「・・う、う~ん・・転覆は・・嫌や・・・はひっ!?」

「・・ん?・・・ぁ・・か、関さん・・・?」

「しっかりしろ益徳!傷は浅いぞ!」

許褚さんを倒し、急いで張飛さんの許へと駆け寄る関羽さん。
気絶していた張飛さんを起こそうとしたものの、
大王イカが…大王イカがぁぁ……!
――と言ってうなされててなかなか起きてくれなかったのですが、
関羽さんがその身体を何度も力一杯揺すったお陰でようやく目覚めてくれました。
しかし今度は、逆に揺すられ過ぎて現実で船酔い状態に陥る張飛さん。


「大丈夫か?」

「へへ、すまんなぁ関さん・・・。
でもウチ――」


「喋るな、傷が開いてしまう!」

――ほんまは乗り物酔いしやすいから揺するのやめてくれへんか?
と言おうと思った張飛さんなのですが、その言葉を途中まで聞いた関羽さんが勘違い。
深手を負っているのか…だが安心しろ。私が来たからには玄徳には指一本触れさせん!
――と、再び張飛さんの身体を揺すりながら力説。
親切の押し付け攻撃に耐え切れなくなった張飛さんが、


(うぷ・・気持ち悪っ・・・。)

――と目を閉じると、関羽さんはそれを再び勘違いし、



「益徳ぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!!!」

――っと、絶叫するのであった…。
ちなみに、死ぬな!死んではダメだ益徳ーーーっ!!!
と言って、また揺すられました。


「うっ・・張さん・・・ぐすっ・・・。」

「ま、まさか張飛さんが!?」
「何という事だ・・。」
「ガッツだけは一番ありそうだったのだがな・・・。」

その光景だけを遠くから見ていた皆は、つられて悲しみにくれるのでした。
辛い現実を前に呂蒙さんの顔がちょっとおかしくなって、男っぽくなっています。(眉が太い)


「あっはっはっはっ!」

しかし、全ての手駒を失い、且つレンタカーまでも壊して追い詰められた司馬懿さんは大笑い。
関羽さん達の様子を見て、大根役者共め!とんだ三文司馬懿だよ!…なぁ~んてなぁ!!
――と、意味不明な事を喚き散らしながら車で突撃しだすのでした。



しかし、運転の仕方を知らなかった司馬懿さんは操作を誤り飛行を開始してしまいます。
飛行する車、困惑する司馬懿さん。このスイッチでミサイルが出るんじゃなかったのか??
しかし無常にも車は神羅ビルの中腹に突き刺さり、
司馬懿さんを乗せたまま爆発炎上するのであった。



――っと、そんな燃え盛るレンタカーの上に立つ影が一つ。




「私は地獄のテロリスト!」

――それは、普段から車椅子に乗っていた司馬懿さんその人でした。


「アイツ、うちらを騙しとったんやなぁ!?」
「あぁ、そのよう・・・え、益徳!?
お、お前死んだはずじゃ・・??」


「劉備をSATSUGAIしてやるよ!」

燃えるニブルヘイムに消えたセフィロスを彷彿とさせるかのように、
劉備さん達のいる炎の向こうに消え行く司馬懿さん。
そんな司馬懿さんの様子を見て飛び起きた張飛さんを見て慌てふためく関羽さんでしたが、
張飛さんは問答無用で関羽さんを抱き上げ、関さん…うちの分まで頼むでぇ!
と言うと、そのまま「幽霊が、幽霊がぁぁぁ!!」
――っと騒ぐ関羽さんを神羅ビルに向かって投げ飛ばすのであった。


「サツガイせよサツガイせよ。」

自ら屋上まで乗り込み、執拗なまでに龍玉を求めてくる司馬懿さん。
あまりにも執着するため、司馬懿さんが龍玉をドラゴンボールと勘違いしているのか?
――っと、誤解する人がいるかもしれませんが、
自らが実権を握るためにはどうしても強大な力を持つ曹操さんを押さえつける必要があるため、
司馬懿さんにとって龍玉は無くてはならない物だったのです。まさに願いを叶える玉なのです。
しかし、そんな事は知らない劉備さんと諸葛亮さんは、
さっきまで車椅子に乗ってた司馬懿さんが自らの足で歩いてることにまずビックリ!
司馬懿が…司馬懿が立ったぁ!!――と叫んで感動の涙を流すのでした。


「クララではない!真白のパクリだぁぁぁ!!」

しかし、本当はハイジではなく舞-HIMEのパクリだったため、
貴様等…何処をどう見たら私がクララに見えるんだ!ふざけるな!!
――っと、司馬懿さんは大激怒。猛然と二人に襲い掛かります。


「――司馬懿っ!
貴様の好きなようにはさせんっ!!」


「ぐおぁっ!!?」

しかしそこに救世主の如く関羽さんが登場し、若干半泣きながらも司馬懿さんを一刀両断。
銃刀法違反だとか殺人未遂だとかそーいうのは今更なので置いておくとして、
許昌最後の生き残りだった司馬懿さんも、とうとう倒れてしまうのでした…。


「・・フ・・フハ・・・フハハ・・・。」

ピシィッ!

「キャハハハハハハ・・・ッ!!」

――っと思ったその直後。視聴者が、
よしっ!ここで関羽と劉備のキスシーンが入ってめでたくエンディングだな!?
――っと思っていると、
倒れたはずの司馬懿さんから突如として禍々しいオーラが立ち昇りだすのでした。
そして、遠目に砕け散る司馬懿さんを見た楽就さん達が、


「ありゃあ寿命だな・・。」
「えぇ、ヴォーカル達の二の舞・・ですね。」
「・・・?」

――っと言っている間に、屋上に巨大なメラゴーストが出現します。


ギャオォォォォォン!!!

すると今度はそのメラゴーストの姿が変化し、赤い龍が出現。
それに驚いた呂蒙さんが、


「こ、これが―――」

「――スカイドラゴンッ!?」

――っと叫び、


「いや、違うぞ呂蒙。
気持ちは分かるが、あれはただのスカイドラゴンだ。」

「そうですね。そう言いたくなるのも分かりますが、
あれはただの赤いスカイドラゴンですね・・・。」

「そ、そうか・・・。」

「――って、同じじゃねーかっ!」

ついでに楽就さんと周瑜さんに突っ込むのであった。
しかしその間にも、登場した曹操さんの龍に触発された劉備さんからも龍が出現し、
ニ龍は激突。


「乳揉ませろぉぉぉ!」

「ふざけるなぁぁぁ!」


「うぁぁぁぁぁ!!」「やっぴぃ~っ!」

理性を持つ曹操さんの前に、
力に飲まれているだけの劉備さんは敗北するのでした…。


「・・くっ!」「これでは近づけない!」

そんな劉備さんをなんとかして助けに行こうとする一行だったが、
ニ龍の戦いにより神羅ビルはルーファウス社長諸共に崩壊。
社長ォォォォ!!!……おのれ、クラウドォォォ!!!
――っと、周瑜さんと楽就さんは盛り上がってはしゃぐものの、
取り敢えず一向は足止めされ、近づくことすら儘ならない状態に陥るのであった。


「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ!
曹操倒せと俺を呼ぶ!」

そんな時、突然振り出した雨に紛れて天空に響き渡る謎の声。
な、なんだ!?こんな大声で叫ぶなんて一体何処の馬鹿だ!?
そうですね。一応公衆の面前なのにこんな大声で叫ぶなんて馬鹿ですね。
――っと、戸惑う一行が空を見上げると、


ギャォォォォン!!!

降り出した雨が集まって孫策さんの水龍が出現。
ニ龍の間に割って入り、劉備さんを救出するのであった。
そして、


「ちぃ~っす!一騎当千の正義の戦士、
孫策伯符!只今推参~んっ!!」


南陽のメンバーは、
やべっ、馬鹿って言っちゃった!――っと、
完全に死んでしまったと思い込んでいた自分達の大将である孫策さんが登場したことに驚きます。


「はぎゅふがぁ~!はぎゅふがいぎでだぁ~~っ!!」
「えっ!?あ、あぁ・・・えっ?」

特に周瑜さんは孫策さんの登場に大興奮!
理解不能な言語を呟いて呂蒙さんを困惑させるのであった。


「愚か者共めが・・・皆殺しだっ!」

「あたしこそ、こないだの借り・・・
1000倍返しにしてあげるよっ!」


そして睨み合う二人、始まるバトル。


「以前にも増して軽い性格になった気もするが・・・」
「あぁ、だが強さも一段と増したようだな。」

「はぎゅふ~!はぎゅふファイト~!

頑張れ頑張れはぎゅふ!

頑張れ頑張れはぎゅふ!

オォ~ッ!!」


「・・・・・。」「・・・・・。」

周囲の歓声も一段と高まるのであった。
楽就さんと呂蒙さんがさり気なく他人の振りをしています。


ギャォォォォンッ!!

「・・・オ、オイッ、あれこっち狙ってないか!?」
「周瑜っ!お前が騒ぎすぎるからだぞ!」
「えぇっ!?ぼ、僕の所為ですか!?」


しかし、そんな大歓声(主に周瑜さん)が気に食わなかった曹操さんが、
ギャラリーに対しても攻撃を開始。
左慈を盾代わりにしたら防げる…か?――と呟く楽就さんと、
見方によっては胸を全部曝け出している様にも見える呂蒙さんにも、
曹操さんの龍の分身が襲いかかって来るのであった。


「てぇぇいっ!」

ズダーーンツ!!

そこに格好良く登場して刀を一閃。龍を一掃して皆の窮地を救ったのは、
成都が誇る現代に甦りし石川五右衛門こと、もう一人の特Aランク闘士である趙雲さんでした。
そんな趙雲さんは、あれだけの数の龍を一撃で葬ったにも拘らず、
涼しい顔で南陽の面々に声を掛けてくるのでした。


「怪我はありませんでしたか?
・・・呂蒙子明。」


「馬鹿かお前は!?
逆に怪我するところだっただろうがっ!」


しかし、以前龍玉をパクられた時の恨みを忘れていなかった呂蒙さん。
その時も殺されかけているところを救ってくれたのは趙雲さんその人なのですが、
当時の呂蒙さんは気絶していた上に、治療も周瑜さん達がしてくれたと思っていたので、
大体なぁ、お前があの時龍玉をパクらなければこんな事にはならなかったんだよ!
そもそも!私だから今のでも無傷で済んだけど、楽就とかが私の位置に居たら確実に死んでたぞ!?
楽就とかなら別に死んでも商業的には問題無いけど、
一騎当千上位の萌えキャラである私が死んだら大ダメージだぞ!?
スポンサーが離れたらどうするつもりだったんだ!?
いくら最終回だからってガンダムじゃあるまいし…正気の沙汰とは思えんっ!
――っと、ここぞとばかりに噛み付くのであった。
しかし、そんな皆が一堂に会する光景を神羅ビルの廃墟から見ていた劉備さんの心に、
一つの熱い想いが湧き上がってくるのでした。




(皆が力を合わせてここまで・・・っ!)

私はいつも関さんや張さんや孔ちゃんや成都の皆に守られてばっかりだった…。
今日も南陽の周瑜さんや呂蒙さんや左慈さんに守ってもらってた。
……あっ、楽就さんのこと言い忘れちゃった。
けど、今の私には皆を守れる力があって、集まってくれた皆が私を後押ししてくれているなら……
――今こそ、私が私自身の力で頑張らなきゃいけないんだ!
劉備さんがそう強く思った時、その内に眠る龍の力は遂に劉備さんの支配下に置かれ、


「私の力は皆を守るために――。」

「今日のラピュタだって・・・
ずっとずっと楽しみにしてたんだから!」


「だから私は――貴方なんかには負けられない!
ラピュタを見るまで倒れない!!」


――劉備さんは襲い来る曹操さんを互角の力で跳ね返ことに成功するのであった。
そして劉備さんが力に目覚めると、それに呼応するかのように龍玉が光り輝き、


カァァァァァァッ!!!

「ぐぅおぁぁぁぁぁっ!!!」

その光に包み込まれた曹操さんは激しく苦しみだすのであった。


「ねぇねぇ劉ちゃん、あれどうしちゃったの?」
「光の玉です!」
「ひかりのタマ?なにそれ、誰の猫??」
「いえ・・きっと龍玉が闇の羽衣を剥ぎ取ったんですよ!」
「ふぅ~ん・・・??」

そしてそれをチャンスと見た二人は力を集中。
展開的にそろそろ決着ですけど、大丈夫ですか?孫策さん。
オッケーオッケー!劉ちゃんの方こそしっかり頼むよぉ~?
はい、任せて下さい!よぉ~しっ!そんじゃあそろそろ行くよぉ~!!
――っと言ってその力を極限まで高め、同時にその力を開放するのであった。





「「――バルスっ!(滅びの呪文)」」


グギャァァァァァァァァァッ!!!!

「オ、オォ、オォォォォオォオオオァァァアアアッ!!!?」

ダァーーーーーンッ!!!!!





以後は途中までコレを聴きながら御覧下さい











あの地平線~ 輝くのは~♪

どこかに君を~ 隠しているから~♪

たくさんの灯が~ 懐かしいのは~♪

あのどれか一つに~ 君がいるから~♪

さぁ出かけよう~♪

一切れのパン~♪


ナイフ、ランプ鞄に~♪

詰め込んで~♪


父さんが残した~♪

熱い想い~♪


母さんがくれた~♪

あの眼差し~♪


地球は回る~♪

君を隠して~♪


輝く瞳~♪

煌く灯火~♪


地球は回る~♪

君を乗せて~♪


何時かきっと出会う~♪









乗せて~♪




「・・・昨日の分はもう読みきったのか!?」
「そうですよぉ~!読書は楽しいですから!」

「関さんもどうですか?
コレなんて面白かったですよ?」

「・・・あぁ、そうだな!」







――こうして、勾玉の運命に翻弄された闘士達の苛烈を極めた戦いは終わりを告げた。
関東には平和が訪れ、街は何事も無かったかのように日常を刻み続けるのであった……。


「・・・・・ふぅ。」

「もうすぐ暑い夏・・か・・・。」






「なぁ、焼肉食ってかね?」
「おっ、良い事言うじゃねぇか郭!じゃ俺タン塩ぉ~!」
「俺カルビ~!」
「んじゃ俺は――」
「惇って確か焼きそば好きだったよな!?」
「・・・・・お、おうっ!」



最終話 完