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「よく・・来た・・な・・。
ゆっくり・・・して・・いけ・・・。」


そんな訳で、ゆっくりまったりやっていたのに何時の間にか二桁突入第二回目となった、
「一騎当千パンチラレビュー」第十一弾のお時間がやって参りました。
11回目になるなんて信じられませんね。ホント信じられません。この前振りを11回も書いてるなんて!
当初は「前振りウゼェェェ!!!」みたいなのが来るかと思ったのですが、
基本的に苦情が来たことは無いので、受け入れられていると幸せ勘違いしておくことにしました。
はは…でもよく考えると、感想自体が殆ど来たことありませんでした。ははは……。
何か悲しくなってきたので、悲しみを振り払うため、
溢れ出る涙を風に乗せてキラキラと輝かせつつ、早速内容に突入しようと思います。




「・・・・・。」

強大な敵である許昌学院との最終決戦をすぐ後に控えた成都学園と南陽学院の連合軍。
そんな両校連合軍の中心人物である諸葛亮さんは、
一人、三校のリュニオンの地に選ばれた聖地ミッドガルにおいて、
仲間が集まるのを、母さんが見つかるのを、そして来たるべき時が来るのを、
龍玉の祭壇を見つめて待っているのであった。
ちなみに、諸葛亮さんが居るのは中心にそびえ立つ神羅ビルの屋上です。


「なんかよぉ、もうすぐ最終決戦やるらしいぜ?」
「そうらしいな。ただ、場所は幹部クラスしか
知らされて無いらしいから、俺達にゃあ関係ないけどな。」

「まっ、俺達は気楽に闘士狩りの続きと行こうぜ!」

「最終・・決戦・・・。」

最終決戦が行われるという噂はすぐに巷にも出回ってしまったため、
最近では、其処彼処の商店街で「最終決戦セール!大特価!!」という、
若干倒産間近なのか?と誤解されそうな感じのPOPが目に付くようになってしまいました。
街では悪ノリした店から偽地域振興券なども出回り、
ちょっとした社会問題となっています。



「ほぉ~・・ここがあのミッドガルか。
まさか実在していたとはな・・・。」

「ミッドガル?何だそれは!?」
「ダメだよ蒙ちゃん。楽ちゃんはオタクだから、
どーせまたアニメとかの話だよ。」

「左慈・・お前は今言ってはならない事を言ってしまった。
アニヲタはアニヲタ、ゲームヲタはゲームヲタ。
それらは似て非なる者。
それをオタクだからと同一視することは、
聖書だからどれも同じだろ!?と言うのと同じことだ。
覚悟しておくがいい!今日、今、この瞬間よリ、
全世界に存在する全てのアニヲタとゲームヲタが貴様の敵だ!!」


最終決戦の地へとやって来た南陽の四天王達は、燃え上がる闘志を抑えつつ、
取り敢えず上で待つ諸葛亮さんの所へと向かうのであった。


「お待ちしておりました。」

恭しく出迎える諸葛亮さん。
今だ龍玉の力は未知数。それが覚醒した玄徳にどのような影響をもたらすかは不明。
故に、私はこれ以上我が君主を傷付けぬよう、この祭壇で龍玉を眠らせようと思うのだ。
――っと、説明してくるのであった。
ですが、そんな諸葛亮さんに思わぬ人物が噛み付きます。


「何故、この場所を選んだんだ?
・・・いや、場所のことはいい。
だが何故、ここにはエレベーターが無いんだ!?」


―――っと。


「も、申し訳ない・・。」

怒りを露にする左慈さんに対し、
自分が指定した場所なのでひたすら謝るしかない諸葛亮さん。
怒りとともに、左慈さんの大人気無さも電波に乗って全国に露になってゆきます。
そんなこんなをしていると、その場に遅れてやって来たラストの四天王である周瑜さんが合流。
一向は親睦を深めるという事も含め、決戦前の最後の晩餐を開くのであった。


「家を出る時に呉栄さんが渡してくれたんです。
腕によりをかけたって言ってたんで、
どうぞ食べて下さい。」


そして差し出されるおにぎり。
ホントはここに来る途中で周瑜さんが早弁したため数が不自然に減っているのですが、
みな心優しい人達ばかりだったため、誰もその事には触れませんでした。


「いっただっきま~す!」はむっ!

「おぉぉぉいしぃぃぃぃっ!!!!!」

早速頂いた劉備さんは、
これ本当に美味しいです!売れますよ、これなら一個千円で売れますよ!と大ハシャギ。
そのあまりの美味しさに感動するのであった。


「ほ、ほんまか!そないに美味いんか!?」

そんな劉備さんの反応に胸をときめかせる張飛さん。
早速、その手に持ったおにぎりに齧り付きます。


はむはむっ!「ほんまやな~!
このぎっしり詰まった生クリームとチョコがご飯と混ざって、
こう、何とも言えない絶妙なハーモニーを奏でとるなぁ。
シャピロ・キーツが聴いた神の声並みやな~。」


「・・・なぁ、これって南陽からの新手の宣戦布告なんか?」

(そんなに不味いかなぁ・・・?)

そして、辺りに不穏な空気が漂い始めるのであった…。
劉備さんも自分が原因かもしれない。と、少し心配になってしまいます。
ちなみに、周瑜さんが一人だけ遅れて来た原因はこれにあります。


「のう陸遜。ちと聞きたいのじゃが、
最近の女子高生とは、皆あんなにナイスバディなのか?」

「う~ん・・多分そうっぽいぞね?
取り敢えず身近に出てくる人は、
一騎当千だからその確率が高そうぞね!」

「なんと!そうであったのか・・・。
ふむ・・儂も高校生にでもなるかのぉ・・・。」

「それは無理ぞね。法律的には可能でも、
同じクラスの生徒が許さないぞね。
きっと毎日トイレでリンチぞね!」


――その頃のジジイ一向。
于吉さんが孫策さんに水龍の気を取り込ませるために向かってしまい暇な為、
ジジイと陸遜さんは二人で世間話をしていたのであった。
一度だけ陸遜さんが于吉さんの心配をしたものの、
なに、大丈夫じゃよ。孫策は今気絶しておる。そうでなければ愛弟子を向かわせたりはせぬよwww
と言われたため、今度はトランプを取り出し、二人でスピードをやりだすのであった。



「へっ・・へふふ・・・へははぁ・・・。」

(あのジジイ・・・気絶してるなんて嘘付きやがって!)

――全然大丈夫じゃなかった于吉さん。
洞窟の外にいる二人が今度はダウトをやりだした頃、
于吉さんは一人、既に起きていた孫策さんとの死闘を演じていたのであった。


「うあぁぁぁぁああぁぁぁあああっ!!!」
「・・・・・。」

キュィィィィン・・・

「はぁっ!!」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

激しい攻防、咆哮、パンチラ
それらの末に于吉さんの気の一撃が孫策さんを捕らえ、
眠っていた孫策さんの精神はデジョンされるのであった…。


「・・・んっ・・・・・。」

「・・・・・。」

「あり?ここどこ??」

次元の狭間にて目を覚ました孫策さん。
何も無い真っ白な世界なので一見精神と時の部屋にも見えますが、
此処は紛れも無く次元の狭間です。色々な次元(壁)を超えて繋がってるだけです。


「あれ、此処って自分の教室?」

もしこんな娘と一緒に入ったら色んな(主に二次元と三次元の)壁を超えて繋がりたいなぁ…!
――なんて事を視聴者達が思う中、孫策さんが起き上がるとそこは自分の教室の中でした。
まだ誰も来てないじゃん……もしかして今日って日曜だったっけ?
そんな事を孫策さんが疑問に思っていると、突如として後ろのドアが開き、


「あっ、用務員さん!」

用務員さんが登場するのであった。


「うあぁぁぁぁっ!!!」

しかし、ねぇねぇ、用務員さん!今日って日曜日だっけ!?
―――っと、孫策さんが尋ねると、突然逃げ出す用務員さん。
そのおかしな行動に(主に縦笛的な)犯罪の臭いを嗅ぎ付けた孫策さんが後を追いかけると、
突如として教室の床が崩壊。孫策さんは巻き込まれてしまうのであった。


ドサッ!「あ痛っ!」

「痛ちちち~・・・。」

孫策さんが白馬に乗った生徒に助けられるなんてことも無く地面に激突すると、
そこにまたしても用務員さんが現れるのであった。


「起きろ、伯符。お前の命の火は、
私と違ってまだ終わっていない。」


「えっ・・・?」

何で私の名前知ってるの?――っと、
用務員さんから掛けられる予想外の言葉に動揺する孫策さん。


「周瑜が、仲間達が、南陽の孫策伯符、
――お前の帰りを待っているのだろう?」


「・・・・・。」


「・・あっ・・もしかして・・・。」

再び掛けられる用務員さんの言葉。
しかし、何時の間にか兜を被っていたその様子と言動に、
ふと昔見た自分のアルバムが頭に浮かぶ孫策さん。
幼き日の自分を抱いていた、その写真でのみ知っている顔に、
えっ…な、なんで!?……あ…と、その……。――っと、言葉が詰まってしまうのでした。
しかし、そんな孫策さんの様子に優しい笑みを向けると、
その人物は昔を懐かしむかのような声でそっと語りかけるのでした。


「・・・大きくなったな、伯符。」

「・・や、やっぱり!
私のこと知っててそんなセリフを言えるなんて、
ここの用務員さんて私の親戚だったんだ!
しかも戦国武将っ!!」


(!!??)






「お、お姉さま・・好きです!」
「――なっ!?」

その後、次元の狭間から抜け出た孫策さんは取り敢えず水龍の気の力を獲得することに成功し、
ジジイ一向は趙雲さんを含め、今度は四人で神経衰弱を始めるのであった。
ちなみに、趙雲さんが出現した理由は、
孫策さんが暴走したと早とちりし、龍となった孫策さんを斬ろうとした為です。
ですが、それは成功した際に出現したものであり、
寸でのところで于吉さんによって防がれたのであった。
その代わり、今度は趙雲さんが狙われる立場となりました。(主に貞操を)


ザッザッザ・・・。

ザンッ!

「初めてお目に掛かる、諸葛孔明。
私の名前は司馬懿、許昌学院の軍師だ。」


――そしてその日の夕刻。血に染まるような夕暮れ時の中、
巨大隕石から地球を救った帰りの許昌の精鋭達が、ミッドガルに終結するのであった。
両者が睨み合う中、前に出た司馬懿さんは諸葛亮さんに淡々と告げます。


「さっさと龍玉を渡すのなら、降伏を認めてやろう。」

――っと。そして言葉を続ける司馬懿さん。
どうする諸葛亮、こちらの布陣は完璧だぞ?左から順に、
バレーの許褚。Su-37の夏侯淵。ギャル男の張遼。接吻の楽進。坊主の徐晃。エロゲの張郃。
皆一騎当千の強者だ。この無敵の布陣の前に貴様等如き貧弱の布陣では敵うべくも無い!
――と。
ちなみに、かつて徐晃さんだけが「そのままじゃねーか!」と一度だけ抗議したことがあるのですが、
それ以外に特徴が無いという事で却下されたという経緯があります。
しかし、そんな司馬懿さんの物言いに対し、
まるでそう言ってくるのを待ち受けていたかのようにニヤリと笑うと、
諸葛亮さんは許昌の面々に向かって大喝するのであった。


「おうおうおうおうおうおうっ!!
いきなり人の陣地に乗り込んできてぇ、
そぉんなでかいツラするたぁいい度胸じゃねぇかぁ!
世界にその名が轟く諸葛亮!成都の未来を背中に背負い、
不撓不屈のあ鬼策士!天才軍師様たぁ私のことだぁ!!」


「おぉ、アニキだ!カッコイイ~!!」
「ひゅ~う!なかなか言うねぇ~!」
「決まりましたね!」

「なっ・・・!?」

諸葛亮さんの物言いに盛り上がる連合軍の面々と、
逆に「な、何を言っているんだコイツは!?」っと困惑する司馬懿さん。
しかし、時間が経つにつれて司馬懿さんの顔に怒りの色が浮かんでくるのであった。


「ぐっ・・何を言い出すかと思えば・・・
ただのアニメのセリフのオマージュではないか!」


「そもそも!降伏勧告をしてきている相手を
自分の陣地に呼び寄せたのは、お前自身だろうがっ!!
夏候淵!!龍玉を奪い取れぇぇぇっ!!!」


激昂する司馬懿さん。そしてその言葉で開始を告げる最終決戦。
戦いの火蓋は切って落とされ、双方の陣営から闘士達が飛び出すのであった。



「行かせるかぁ!!」




司馬懿さんの命令と同時に飛び出し、
一直線に龍玉のある神羅ビルの屋上を目指す夏侯淵さんに対し、
待ってましたとばかりに屋上から飛び出して襲い掛かる呂蒙さん。
第一話の時は龍玉を持っていたから仕方なく退いたが、今日こそは決着をつけてやるよ!
っと、第一話以来のケリをつけようとバトルを挑むのでした。
そしてこれを皮切りに1対1のバトルが其処彼処で始まります。


「はぁぁっ!」「ぬぅんっ!」

「やるな、この徐晃と互角に戦うとは!」

激しくぶつかり合う徐晃さんと楽就さんの拳。
迸る汗と青春の情動が、この戦いの激しさを物語るのであった。
しかし、Aランク闘士である徐晃さんに対し楽就さんはBランク。
おまけにヤラレキャラなのでどう考えても勝ち目はありません。
仕方が無いため、楽就さんは―――



「ウバァァァァァッ!!!」

「ひっ!?」

――自分のゴツイ顔で対抗するのであった。


「ゲート・オブ・バビロォォォンッ!!」
ビリビリ~!「なにっ!?」

そして自分の顔に徐晃さんが怯んだ隙に自らの宝具(筋肉)を開放する楽就さん。
その目から心の汗が流れ出るのも気にせず、徐晃さんを頭上に持ち上げると、


「喰らえ必殺!男の魂完全燃焼、
踊る肉団子の甘酢がけアタァァァック!!」


――と叫んで、そのまま勢いよく小躍りし、
近くの鉄骨目掛けて徐晃さんを投げつけるのであった。
踊る肉団子の甘酢がけ 注:左


「希望の力と未来の光、
華麗に羽ばたくマッチョの心、YES、楽就!」


ずっと言いたかった勝利の言葉も言えました。


「僕のこの手が光って唸るぅ!」

一方、楽就さんの貴重なアニオタ仲間である周瑜さんも、
徐晃さんと同じく三柱神の一人である張郃さんを相手に闘っているのであった。


「そんなもん喰らうかよぉ!」
「ぐはっ!」

「大体俺はなぁ、エロゲ以外に興味はねーんだよ!
アニメが原作の技なんて喰らうかよっ!!」

「くっ!?」

しかし、周瑜さんは楽就さんと違ってなまじ顔が良いため奇襲が使えず、
じゃあなんでアニメが原作って知ってんだよ!――っと訊くことも出来ず、
張郃さんの顔に圧されるように、善戦空しく追い詰められてしまうのでした。
とはいえ、一番の新人であっても周瑜さんも南陽四天王。
その肩書きのために負ける訳にもいかず、また、
孫策さんの遺志を継ぐと誓った以上はこのまま一方的にやられる訳にもいかないため、
やられるフリをしてさり気なく張郃さんを誘き出し、


「さて、そろそろ反撃してもいいですか?」

――と言って、必殺の奥義を叩き込むのであった。


バチッ!バチチッ!
「じゃあな、エロゲの張郃・・・。」

「ブレーカーゴルゴーンッ!!(ヲタ封印・暗黒神殿)」
ズドンッ!

バーーーンッ!!!
「エロゲが原作なら文句無いだろ・・・。」

こうして…世界から貴重なヲタが一人、消えてしまうのであった…。



「はぁぁっ!」「・・・・・。」

――その頃の呂蒙さん。
初めて第一話を見た時の感動を彷彿とさせるかのような三次元のパンチラを披露し、
様々な角度からのパンチラが画面上を華麗に乱れ飛ぶのであった。
呂蒙さんファンである僕の精神も乱れ飛びそうです。


バキッ!

「うあぁぁぁぁ・・・!!!」

しかし不意の一撃を喰らい、
互角の戦いをしていた呂蒙さんは神羅ビル左の魔晄炉から蹴り落とされてしまうのであった。


ズダンッ!!!
「あっ、すまん左慈!」「・・・ぐふっ。」

――そして左慈さんの上に着陸。
フッ…蒙ちゃんのお尻に殺されるなら、本蒙かな…なんちって……。っと言い残すと、
張遼さんとどちらがより良いギャル男かを競っていた左慈さんは天に召されるのであった…。
ちなみに張遼さんは、「どっちが巧いナンパ言葉を言えるか勝負」をした際にダウンしています。



「うあぁぁぁぁぁ・・・!!?」

仲間の死に号泣する呂蒙さんを他所に、
その頭上から襲い掛かってくる夏侯淵さんでしたが、
燃え尽きたポップの手が動いたが如く死した左慈さんの手から気が発動し、
その一撃が夏候淵さんを捉え、破り去るのであった…。(主に服)


「このデカブツがぁぁぁっ!!」

一方の張飛さんは許褚さんと戦闘中。
女性とはいえ、闘士中随一の体躯から繰り出される許褚さんの強烈な攻撃の前に、
若干食あたり気味の張飛さんは一方的にやられてしまいます。
しかし、劉備さんを守る為に今度こそ絶対に負けられない張飛さんは特攻を仕掛け、


ギリギリ・・・!「ぐっ・・あ、がぁ・・・。」

特攻とは生きて帰って来れないものだったということを、
身をもって体験し、思い出すのであった。
っていうか、許褚さんが本気で喋ってくれません。(今回セリフなし)


ガキンッ!ガギンッ!
「くぅ・・あぁ・・。」「ホラホラ、どうしたぁ!」
「す、すいませんコーチ!」
「誰がコーチだっ!」「す、すいません・・。」

そんな張飛さんの目に、遠くに映る劉備さんの危機。
神羅ビルの屋上にて、三柱神最後の一人である楽進さんに襲われていたのでした。
しかし、許褚さんの腕を振りほどけないためどうしようもない張飛さん。
ち、地球の皆…少しでええ…ウ、ウチに力を分けてぇな……。と言うものの、
そんな都合良く担保もなしに力を分けてくれる人などいる訳もなく、
劉備さんの事を心配するも酸欠により意識は遠のき、閉じかけたその目に、
悲鳴とともに屋上から弾き出される劉備さんの姿が映るのであった…。


「きゃあぁぁぁぁぁ・・・!!」

――っと見せかけて、落ちているのは楽進さんなのだった…。


「・・・・・関さん。」

「――これで、ハンデ無しの6対6だな・・・。」



第十一話 完




「ん?・・もう・・帰るの・・・か。
そうか・・・・また・・な・・・・。」
















前回もうやらないと言ったのに、またしても晒してしまった没ネタ。
いまいちネタが思い浮かばなかったため、
徐晃さんと楽就さんが闘う場面として作っていましたが、
どっちにしろだめだこりゃ!っと思ったので、やっぱやめて上記のを作りました。


「はぁぁっ!」「ぬぅんっ!」
「うぉぉぉぉっ!!」「うぉぉぉぉっ!!」

激しくぶつかり合う徐晃さんと楽就さんの拳。
迸る汗と楽就さんの顔(無傷)が、この戦いの凄まじさを物語ります。
しかし、あまりにも暑苦しい上に画像がネタにし辛かったため、
今は僕が気に入った過去のアイキャッチの画像をご覧頂いております。



ギリギリ・・・
「やるな・・この徐晃と互角に戦うとはっ!」
「ははは、互角だと?勘違いするなっ!」

「なに!?」
「この楽就、ほうれん草を食べれば筋力100倍!
馬力なら誰にも負けぬわ!!」


闘士ランクで上回るため自信に溢れる徐晃さん。
そんな徐晃さんに対し楽就さんは秘密兵器のほうれん草を取り出し、
お前は知らんだろうが…ほうれん草とは、ヒーローものにおける最強のアイテムなのさ!
コレさえあれば天下無敵、どんな苦境も一発逆転!
一発喰らっただけで縮むようなキノコとかなんて目じゃねーんだよ!!
――っと、言い放つのでした。


「なっ!そ、そのほうれん草は一体何処から!!?」

その様子に思わず突っ込む徐晃さんでしたが、


「それはぁ・・企業秘密だぁぁぁぁぁっ!!!」

――という楽就さんの叫びとともに鉄骨に向かって投げ飛ばされ、


ドガァァァンッ!!
「ぐはぁぁぁぁぁ・・・。」

断末魔の声とともにダウンしてしまうのであった…。



……だめだこりゃ。