TOPへ
「もぅ、どこ見てるの?悪い子なんだからぁ…。
で~も!しょうがないから可愛がってア・ゲ・ル!」
そんな訳で、今回も懲りずにやって来たあこぎな人気取り企画『一騎当千パンチラレビュー』の第四弾です。
今回は最初に選挙戦の速報が入ってしまい、「オイッ!」みたいな感じで一瞬やめようかとも思ったのですが、
拍手を押して下さった多数の方々の期待に応えるためにも、挫けず適当に頑張ろうと思いました。
拍手自体はこの企画で押されたものなのか、それとも別の企画の方なのかは分からないのですが、
時期的に考えるとこのパンチラレビューで押された可能性が高そうです。
そうなると騙されて押した方が多数いそうなのですが、
個人的には+の方向で考えて自信を持っていこうと思います。
あんまり長く前振りを書いてると、
「お前よぉ…御託はいいからパンツ見せろって言ってんだろがぁ!」とか言われそうなので、
叫んだ方があらぬ罪で逮捕される前にさっさと始めようと思います。
「魔法使いになるとメラとか使えるらしいぜ?」
「・・・・・。」
前回のラストにおいて、
許昌学院の参謀でもある親友の郭嘉(カクカ)さんを亡くしてしまった夏侯惇(カコウ トン)さんは、
「俺は左の子だ。」「俺は真ん中だな!」
「俺もひだ・・」「じゃあ惇は右の女の子だな!?」
「・・・お、おう!」
「いつも三人一緒だったんだよなぁ・・・。」
夜の海で一人、空を見上げて亡き友のことを思い出すのであった。
三人で街に出掛けてナンパしても、女をゲット出来るのはいっつも郭や孟徳ばっかり。
野郎相手でバトルになっても、何故か俺ばっか集団でボコられて…
万引きした時も、盗んだバイクで走り出そうとした時も、捕まったのは俺ばっかりだったっけなぁ…。
…う…ぐすっ……ホント…ちくしょーべらんめぇ!郭嘉のバカヤロー!!
そんな、涙で視界が滲む夏侯惇さんがフト思い出したのは、昼間出会った賈詡(カク)さんのことでした。
「南陽攻略の指揮を取って貰いたい!
渡辺良一さんもこの案に賛成してくれている。」
恋人が死んだ直後でも構わず作戦を立てる参謀役の賈詡さん。
しかし、その態度に夏侯惇さんは怒り出し、
郭嘉が死んだ直後だってのによぉ、そんな気持ちになれる訳ねーだろーが!
旧友の四十九日に行った次の日に早速パンチラレビューを作り出すような奴とは違うんだよ!!
――なんて、よく分からない事を言い出すのであった。
「・・・・・。」「な、なんだよ・・・。」
しかし、その態度に逆に腹を立てたのは氷の軍師の二つ名を持つ賈詡さんでした。
スーッと近づくと、若干気圧され気味の夏侯惇さんにそっと顔を寄せ、
キ、キスするつもりか!?と勘違いした夏侯惇さんにそっと囁くように呟くのでした。
「鼻にマヨネーズ突っ込んで中身押し出すぞ!?」
(うわぁぁぁ・・・。)
その状況を想像してしまった夏侯惇さんは反抗を断念。
已む無く、南陽の大将である孫策さん討伐の任に就くことにするのであった。
「あっ…ダメ、ママぁ…もっと…ん…優しくして…」
「これ位でいいのよ。
どうせそのうち良くなるんだから…。」
「痛たたた!痛いよぉ~!」
「我慢なさい!」ベシッ!
「あだぁーーーッ!!?」
その頃の孫策さん。三国志演義では江東の小覇王と呼ばれ、
群雄割拠の時代にたった千人の兵から後の三国の一つである呉の基盤を築き上げた、
勇猛で有能な人物でした。しかし一騎当千ではどうもアホの子らしく、
前回屋上から飛び降りて平気そうにしていたもののしっかりと怪我をしていたため、
居候をさせてもらっている周瑜(シュウユ)さんの家で手当てをして貰っていたのでした。
「さてと、それじゃ夕飯にしましょうか。」
「この鬼ババめ!」
「・・誰が・・・なんですって!?」
「はわわ、やばっ!」
「いやぁ~その~ちょっと・・・、
わ、私がトイレに行きたいかなぁ~みたいな感じで~…
あっ!そう言えばこないだ、
ウド鈴木が正面衝突で事故ったって知ってた~?」
「そう、トイレを我慢してたの・・・だったら・・・」
「今すぐ漏らしてもいいように池にでも入ってなさいッ!!
ウド鈴木なんてどうでもいいわーーー!!!」
「きゃあぁぁぁぁ!!!!!!」
母親には頭が上がらない様子の江東の小覇王。
禁句を言ってしまったため、そのまま池へとダイブさせられるのでした。
池の修繕は家主の周瑜さんがやることになります。
「う~寒ぶっ!まったくあの鬼婆は~・・・。」
しかしやっぱりアホの子の孫策さん。懲りずにまたしても禁句を口にしてしまい、
「・・・・・。」
「あ、いやその、今のはまったくの誤解でして・・・」
またしても折檻されてしまうのでした…。
「公瑾危な~~~い!!!」
(・・・膝蹴りが?)
そして何故か周瑜さんの部屋へと飛び込む孫策さん。さり気に周瑜さんに罪を着せています。
しかし、突然の来訪者の登場に、コッソリとほんわりタイムを過ごしていた周瑜さんはビックリ!
ヤバイ!こんな事なら布団まで敷いて本格的にやるんじゃなかった!
と、自分の準備の良さにちょっぴり後悔するのであった。
「ねぇ公瑾・・あたしの事どう思う・・・?」
「ど、どうって・・む、胸が~!リアルタカヤがぁ~!」
そして甘い声を出して周瑜さんへと抱きつく孫策さん。
母である呉栄(ゴエイ)さんから守って貰おうと必死で縋りつくのでした。
普段からジャンプを購読していたことが役に立ちました。
「なんて言うわけ無いだろ?」
「そっか。アタシの胸、触るとすっごく柔らかいのに・・・。」
「えっ、柔らか・・って・・・。」
「まっ、どのみち公瑾じゃ殺されちゃいそうだよね~。」
と思ったら役に立たなかったジャンプ。結局周瑜さんをその気にさせただけでした。
仕方無しに部屋を出ようとする孫策さんでしたが、
「ぶえっくしょん!」「・・・・・。」
水に濡れた所為で身体が冷えてしまい、ますますトイレに行きたくなってしまうのでした。
しかし足にダメージのある孫策さん。上手く歩けず転んでしまいます。
コケッ!(・・・グゥレイト!)
「ねぇ公瑾~!トイレ連れてってぇ!」
「えっ、伯符のトイレ!?・・あ、いや、嫌だよ!」
「ぶー・・・。」
仕方無く周瑜さんに頼む孫策さんでしたが、華麗に断られたので、
已む無くその場で漏らすことにしたのでした。
「ふぅ~・・気持ち良かったぁ~。」
「…公瑾ってば変態なのかなぁ?」
――なんて訳にはいかないため(特に周瑜さんが)、
勢い余って周瑜さんも入ってしまったため彼は追い出されましたが、
孫策さんはようやくトイレに行くことが出来たのでした…。
――っと、
「・・・ん?」
ピシッ!
ズドーン!「ぴぎゃぁぁぁ!!!」
そんなお尻丸出しの孫策さんに襲い掛かる…
「女のトイレシーンは最高だぜぇぇぇ!!」
更なる変態。
彼の名前は画像の通り。
袁紹軍と手を結んで曹操軍に対抗した異民族、烏丸軍の頭領です。
「アンタねぇ!初対面の女の人のトイレ覗いといて、
そのセリフは無いでしょ!?」
「どいつもこいつもぉ~!!」
バチバチッ!!
「ひゅ~!ナイスアングルだぜぇ!?」
しかし、思いのほか強かった変態。孫策さんもてこずります。
そんな時、夜中に騒いでる孫策さんを叱りに呉栄さんが登場。
孫策さんと変態を叱りだします。
「ババアは引っ込んでろ!」
「逃げて下さいおばさん!」
しかし、その態度に変態は逆ギレ。禁句を口にしてしまいます。
結果として、烏丸の頭領である変態も、その仲間達も、
そしてついでに呉栄さんをおばさん呼ばわりした周瑜さんも、
纏めて燃えないゴミの日に出されることになるのでした…。
「まさか密かに夏侯淵に会っていたなんて・・・。」
後日、郭嘉さんの携帯の履歴を見た賈詡さんは、浮気の事実を発見して愕然とするのだった。
夏侯淵(カコウエン)…あの女……許せない!!
そんな時に当の本人が登場。修羅場に発展します。
「郭嘉、アンタの事ウザイって言ってたわよ?」
「曹操は…私の命の…恩人だ。」
そして噛み合わずに火花を散らす両者の言い分。
私が郭嘉の本命だったのよ!…怒り出す賈詡さんを相手に、
夏侯淵さんは過去の回想シーンで対抗するのだった。
「はぁ・・はぁ・・。」
ガサッ!「――っ!?」
「・・・・・。」
「ナイス半ズリ!グゥレイト!!」
「・・・・!?」
「・・・くっ!」
そして、その事前か事後かを判別しにくくさせる事で視聴者の妄想を掻き立てる、
これ以上無いほど見事な回想に、流石の賈詡さんも観念せざるを得ないのであった。
どの辺が命の恩人に繋がるのかは分からないけど…。
タッタッタ・・・
「いやぁ~!サーセン、人を探してるんすけどぉ~!」
――その頃の成都学園。
今まで良いとこ無しで関羽さんに借りを作りっぱなしだった張飛さんは、
劉備さんを守るため、自分のプライドを守るため、必死で特訓をするのであった。
と、そんな張飛さんの前に唐突に現れたのは孫策さん。
人を探して成都学園までやって来たのでした。
「張さ~ん!差し入れですよ~!」
「・・・・・。」
「あっ、アタシには?アタシの分は無いの?」
「運動選手の差し入れに炭酸て・・・
あり得へんやろぉぉぉ!!」べキョッ!
「ああーっ!アタシのジュースぅぅぅ!!
なにすんのよぉ!炭酸だって十分ありなのにぃ!」
「んな訳あるかぁ~!」
「なんなのよアンタぁ!」
特にコレといった諍いも無かったため仲良くなれそうな感じの二人でしたが、
炭酸の差し入れが有りか無しかで意見が対立。ケンカへと発展してしまいます。
しかし、そこに周瑜さんが登場。間に劉備(リュウビ)さんも入ることで、
なんとか二人の争いは収まるのであった。
「・・・ふぅ。」
キュッ!キュッ!
バサッ!
同じ頃、関羽さんも一通りの鍛錬を終え、身体についた汗を拭き取っていたのでした。
すると突然背後の扉が開きます。関羽さんですら開くまでその気配に気づかなかった事から、
現れた人物は相当な使い手であることが想像できますが、僕も無音で歩くことぐらいは出来るので、
もしかしたらそんなに凄い使い手ではないかもしれません。
「益徳達は、また何か騒いでいたようだな・・。」
しかし関羽さんは慌てることなく、その人物に、
許昌の郭嘉さん暗殺事件の犯人が南陽の人物であること話し、
成都に危機が迫っていることを告げるのでした。
僕には関羽さんが言った方程式がサッパリ理解できませんでしたが、
その人物は頷くことも無く関羽さんに了解の意思を伝えると、そのまま何処へと消え行くのでした…。
「・・・・・。」
その日の夕刻。血に染まるような夕日の中、
呂蒙さんは一人、亡き親友呂布さんの墓前で物思いに耽るのだった。
「龍玉・・か・・・。」
コレがあれば龍を秘めた三人の覇王の力を抑制できる…。
だが劉備で試そうとした結果、私の左目の邪眼までもが反応して失敗に終わってしまった…。
孫策…私はコレをお前に……私はどうすれば…。
呂布…私は貴様の様に、今際の際に君主のために命を投げ出せるだろうか…。
「・・・・・。」
と、そんな呂蒙さんの目の前にいつの間に現れていた少女。
こちらも呂蒙さんに気付かれることなく現れ、
龍玉を見ていた呂蒙さんを驚かしたことからかなりの実力者であると思われますが、
僕も高校時代の文化祭ではお化け屋敷で散々人を驚かしていたので、
もしかしたらそんな凄い実力者ではないかもしれません。
しかし、呆気に取られる呂蒙さんを他所にその少女は言葉を紡ぎ出します。
ジー・・・。
「ハレルヤ・・。
救いと栄光と力とは、我等・・神のものであり、」
「その裁きは、真実で常に善である。」
ガキンッ!
キラーン!
「神の僕である全ての賢者達よ・・・」
「七つの鍵を持ちて、地獄の門を開くがいい・・・。」
ギリリッ!「七鍵守護神――。」
彼女の名前は画像の通り。魅惑のゴスロリっ娘です。
三国志演義ではその怪力ゆえに曹操の側近に抜擢され、宛(エン)城の戦いにおいては、
謀反を起こした人物から曹操を逃がすためにたった一人で死に物狂いで戦い、
数十人を倒した所で矢の雨を受けて絶命するも、その身体は直立不動で門の前に立ちはだかり、
敵は死んだ典韋を恐れ先に進めなかったため、曹操は無事に逃げることに成功したのでした。
また、後にその門は典韋門と名付けられ、曹操は宛城の近くを通る度に典韋を弔ったのでした。
今回は郭嘉さんの死によりギリギリシーンも、
そしてまた戦闘が無かったためパンチラシーンもあまりありませんでしたが、
次回はこのゴスロリっ娘が活躍しそうなので、そっちの方向に期待したいと思います。
第四話 完
「うふふ・・ごちそうさまでした♪」
「また来てね。」