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「テヘッ☆アタシ孫策。
主役なのに今回も出番無いんだ。」


「やっほ~!だから私が主役で決まりなんだそうです。
さっき張さんに言われました。これから宜しくお願…」


「おんどれは~…
なに余計な事バラしてんねんこのアホぉ!」


「え?あ、そ、その~…つ、つい……。」

そんな訳で、本当に主役が誰なのかサッパリ分からないままに送る、
あこぎな人気取り企画『一騎当千パンチラレビュー』の第二弾です。
「だ、第一弾パンチラは何処やねん!?」って方は、左フレームのWEB拍手下の『黒歴史』をクリックして下さい。
そしてその際に間違えて拍手をクリックして下さい。
「お前の気持ちはどうでもいいからさっさとパンツ見せろよ!」といった若干誤解を招きそうな声が聞こえるので、
早速行こうと思います。
「今日も世界が平和でありパンチラ!」(世界平和を訴える呪文)




学生達が血で血を洗う戦乱の世となった関東。
そこでは、何故か1800年も前に死んだ中国の武将達の魂を受け継いだ日本の学生達が、
覇権を狙い、各々の勢力に分かれて日々争っていた。
その中でも高い実力を持つ学校が幾つか台頭していた。
それがすなわち――


孫策伯符率いる南陽学院。

劉備玄徳の成都学園。

曹操孟徳をリーダーとする許昌学院。

の三つであった。
男衆は見苦しいため、今は学校の方の爽やかな画像をご覧頂いております。


「孟徳…賈詡のことだが、どう思う?」

雨の降りしきる裏路地。
賈詡(カク)さんの予言通りに袁紹率いる予州学院に奇襲された曹操さんは、
護衛役の夏侯惇さんとともに何とか敵を返り討ちにすることに成功したが、
夏侯惇さんは他校から寝返ってきた賈詡さんを信用できずにいた。




「曹操様。まずは袁紹を討つべきです!」
「・・・・・・。」

「・・・・曹操様?」

「聞いてるよ。」

「なら返事しろよ!!」「す、すいません…。」

(・・・・・怖っ!)




(白だったなぁ…。)
「ありゃ信用できねぇ。怖すぎだ…!」

「なぁ孟徳、俺思うんだけどさぁ、
やっぱ女は清楚で可憐で優しくないとダメだよな?」


女性に理想を抱くタイプの夏侯惇さんだったが、曹操さんが足に怪我をしてしまったため、
一先ず参謀役の郭嘉(カクカ)さんと賈詡さんに電話をし、
曹操さんに肩を貸して学校まで帰るのだった。


「やっぱさぁ、男に一生付き従います。みたいな感じでさぁ…。」

そんな二人の背後に迫るのは水色のパンチラ。



某アンドロイドによく似た人物だった。


「――フッ!」

「ぐっ!?クナイ使いか…孟徳、逃げろ!」

背後から奇襲してきた胡車児さんを相手に勇猛に戦う夏侯惇さんだったが、
飛び道具相手では曹操さんを守りきれないため、
自分が時間を稼いで曹操さんを逃がそうとするのだった。


「はっ!」

ガキンッ!

「飛び道具には接近戦が基本ってなぁ!!」

「…なっ!?水色だとぉ!!?」

「――ぷっ!」

「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!
女なのに純白じゃないなんてーーー!!!」


しかし、夢を捨て切れなかった夏侯惇さんは敗北。左目を失うのであった。


「惇っ!!!」

そして、


「グゥレイト!…三回戦と行くか?」

「はっ…あぁ……入ってるぅ…。」

「ナニが?」

「もぅ…言ったら放送禁止になっちゃうじゃない。」

「ほらほら、止まってるよ?
自分ばっかじゃなくて…。」


「んっ、ふふ…分かってるわよぉ。」

「あ、あぁ……はぁ…はぁ…」

「…い、イイ…んっ……あはぁ…!」

ガン×ソード並みにアレな状態な二人を他所に曹操さんの力が発動。


身体から禍々しいオーラが立ち昇る曹操さん。

剥かれる胡車児さん。

「・・・・・。」

結果として、胡車児さんは使い物にならなくなるのであった。


「いやぁぁぁぁぁ!!!」

別の頃、成都学園では劉備さんが張飛さんに稽古をつけられていた。


今度は稽古着が脱げる劉備さん。

「いやぁ~!アタシなんでこんな役ばっかなのぉ~!?」
「しゃ、しゃあないやろ!?
これも人気を得る為なんや!我慢しぃ!」


三国志演義では、劉備は人々からの人望に厚く、現代でも人気のある人物です。


ガラガラッ!

そこにやって来たのは、お馴染み、下乳の英雄関羽さん。
とある重要な情報を持ってきたのでした。


「予州学院が曹操の手に落ちたらしい。」
(この構図はイマイチやな。)

「次の標的は南陽かこの成都だろう。」
(どうせやったら、
うちと関さんが逆の方がえかったんとちゃうか?)


「最近の許昌の勢力拡大はめざましいし…」
(そしたら関さんのスカートん中も丸見えやし…)

「~♪」


「我等で成都を、玄徳を守って行かねばな!」

「せやな!関さんにも頑張ってもらうで!」
「当然だ。その為に我等二人が居るのだからな。」
「え?うちも脱ぐの?」「…??何の話だ?」



関羽さん達がすれ違っている間に逃げ出してきた劉備さん。
何故かまたしても上着が脱げています。
そんな劉備さんに迫る――


変態と、

変態と、

変態。

この上もなく怪しいです。


「私が居る限り、玄徳には指一本触れさせん!」

「ぎょえ~!!」

そう言うと、駆けつけた関羽さんは一太刀で三人の変態達を葬り去るのでした。
仮面が割れてもオイシイキャラだった変態三人衆。
しかし関羽さんはクスリともせず、とある方向に向かって叫びます。


「許昌の闘士だな?
居るのは分かっている。出て来い!」

「えぇ!?ま、まだこんな変態さん達が!?」

信じられない、これ以上の変態が居るだなんて…世界は広いのね。
そんな感心しつつも驚く劉備さんの前に、変態共の大将が姿を現すのでした。


シュルルル~…

バシュッ!

バシュッ!!

ぽろろ~ん♪

「へっへっへ!乳乳ぃ~!!」


彼の名前は画像の通り。三国志演義では冷静・冷徹・冷酷な人物であり、
その何事にも動じぬ様を「古の名将にも勝る」と曹操に褒められた、魏(曹操軍)の五将軍が一人でした。
――がっ!一騎当千では単なるハゲの乳好きヌンチャク使いと化しています。


「ひっひっひ…さすが関羽!
乳以外は微動だにしねぇ。」


「…けぇど!乳だけなら、
そっちの姉ちゃんの方が上だなぁ~!」


「いや、変態!」
「そうだよ?俺は変態のおっぱい星人だよ~!?」

干禁さんも、この文章を書いている僕も、そして今喜んでいるアナタも!
間違いなく皆おっぱい星人である可能性が高いです。
しかし、そんな干禁さん(と僕等)に対し、
下乳ならぬほぼ全乳をサービスしてくれた関羽さんは、
穏やか且つ強気な口調で、はみケツをサービスしながら干禁さんに言い捨てるのでした。


「ふん、何を言い出すかと思えば…」

「貴様は玄徳には指一本触れることは出来ない。」

「何故なら、此処で私に倒されるからだ!」

「余裕こいてんじゃねー!!この乳がぁぁぁぁぁ!!!」

カカンッ!!「・・・・・。」

「…マジッすか!?」

あまりの実力差を前に、
思わず花火を持った若者が調子こいたかのようなポーズになる干禁さんだった。
今にも「イィィィヤッホォォォオオォォウ!!!!!!!」とか叫び出しそうです。


「はぁぁ~~…」

そんな干禁さんを前に力を漲らせてゆく関羽さん。
後ろ髪は激しく浮いてるのに、何故か胸の部分の髪はまったく動きません。


「この関羽に斬られた名誉、後世に残すがいい…。」

「ま、ままま、待て待て!!
ま、丸腰相手にそんな物使う気か!?」


「なぁんてな!乳乳ぃ~!!」

しかし、怯えるおっぱい星人干禁さんは、
これ以上無いというほどのヤラレ役顔でやぶれかぶれに攻撃を仕掛けます。





「はぁぁぁ!」

そして繰り出されれる関羽さんの強力なパンチラ。
その素晴らしい魅力の前に、おっぱい星人だった干禁さんも堪らずに昏倒するのでした。


「お前の血で冷艶鋸を汚す気など毛頭無い!」

許昌学院の干禁さんを倒した関羽さんは、
敵の狙いである劉備さんを逃がして張飛さんの援護に行こうとしますが、
劉備さんが泣いて嫌がったため、已む無く一緒に援護に駆けつけるのでした。


「なんやねん。まだ居るんかいな?」

一人で何人もの男を倒した張飛さんでしたが、パンチラシーン等は全く無かったため、
戦闘シーンは全てカットされました。
ボロボロに傷付いた張飛さんの元に関羽さん達が駆けつけると、
その前に一人の人物が現れ、立ちはだかるのでした…。


「エ、エヴァかいな…?」
「違いますよ張さん!その人はエヴァじゃなくて…」



「綾波レイさんです!」
「いや…南陽学院四天王、呂蒙子明だ!」



第ニ話 完




「これからもよろしくにゃ!」

「でないと私…うっ…ぐすぐす……。」